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地面の質感で化けるリアリティ/すし屋のプラモデルが完成した話。

 最初この状態で「完成しましたわ」って宣言したら、大いなる存在に「砂から逃げるな」という正論を言われてしまったので砂と向き合います。でもこの状態も清潔感があっていいと思いますよ俺は。プラモが完成するのはいつか、それを決めるのは君だ!

 砂、あまりに用いたことがない世界だったので怖すぎたんですが、nippperに砂や草の粉と立ち向かった過去記事があったので参考にしながら継ぎ足し継ぎ足しやった。それでもなんかうまくいかずに最終的に無理やりトップコートで固めました。俺の勝ちだ!

 今度こそ完成! 接着とかめちゃめちゃ無理やり強引、ちゃんとパーツも合わないところをピットマルチ2で無理やりペタッとくっつけたりしてるんだけど全然イケてますね。プラモって案外強引に作れるらしいぞ。寿司もプラモも腕力と思い切りでなんとかなる!

 しかしなんかこう……おやぁ? おやおやおやおや? 最初は「こんなアバウトな雰囲気のプラスチック物体、私に作れるわけないだろう」と思っていたんだけど、そして「シールと言い張ったただの紙、ショボすぎるだろう」と思っていたんだけど、さらに「手作り樹木がなんなんだ」とか思ってたんだけど、出来上がってみると不思議なもので、なんだか風情に溢れきってい〜いプラモじゃないですか。異素材のシナジーってすごいなあ。

 寿司屋インザ寿司桶。例えば「ガンプラを綺麗に塗るぜ!」ってパール塗装するとかクリアー吹くとかするわけじゃん。つまるところそれって「質感がいい感じになったらいいなあ」「プラスチックの素材感がなくなって欲しいなあ」っていう願いが込められてるわけで、そこから考えたら最初っから異素材を使った方がいろんな質感が目に入ってきてうれしいみたいな話なのかもしれない。

 「このシリンダーは本当は金属なんだから真鍮パイプに置き換えるぜ!」みたいなことやること考えたら石や砂の再現に石や砂を使うのはものすごく真っ当というか答えがあるんだからそれ使えばいいだろみたいな話だ。いやーいいプラモというか、いい商品でした。

 1/60スケールだからPGのガンプラとかと並べたらナルホド感が出るなと思ったけど、家に1/60くらいの物体がトミカしかなかった。ドライブスルー。さようなら。

マシーナリーとも子のプロフィール

マシーナリーとも子

殺人サイボーグVTuber。池袋晶葉ちゃんを世に広めることと人類を滅亡させることを目標に日々動画投稿やコラム執筆などを手がける。お仕事募集中。

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