みんなで作る模型サイト nippperはあなたの投稿をお待ちしています!
詳しくはコチラ!

パーツを貼れば知らない世界の扉が開くカスタムカープラモ。「アオシマ グラチャン ケンメリ 4Dr」

▲令和に見る4649の刺激!!! しかも「広島」に加えて今はなき「茨」ナンバー。このデカールだけでも買ってよかったって思えるプラモだぜ!

 日本独自のカスタムカーを思いっきり楽しめるプラモ。それが青島文化教材社の真髄とも言える「グラチャン」シリーズです。「街道レーサー」と呼ばれるギラついたカスタムを楽しめます。カスタムされている車は、今の目線で見てもイケてる名車ばかりで、その本気度がヤバいのです。そしてこのプラモを組んでから、青島文化教材社から発売されている最新のカスタムカーなどを立体化しているリバティーウォークのプラモを見たりすると、また深みが増すのです。

▲黒と赤で完全にジョニーライデン。めちゃくちゃかっこいいぞ

 いわゆるストリートレーサーってちょっと怖いな〜と敬遠していました。作る前にネットでいろいろ調べてみると、僕がイメージしていたようなバキバキのカスタムカーがたくさん出てきたのですが、アオシマのグラチャンのラインナップを見てみると、むしろ尖った部分が洗練されていて、すごくセンスの良いカスタムばかりだったのです。そして組んでみると、カスタム愛に溢れたとても面白いプラモでした。

▲こんなホイールを触ったの初めてです。パーツを見るだけでニコニコできます

 「チンスポ/ひっぱり/いたっぱね」……と、専門用語の響きも面白いです。そういったカスタムパーツを切り出し、ボディにペタリと貼ると知らない世界が開けた感じがします。

▲物騒なパーツが入ってますが、決して喧嘩の道具ではありません。元々トイ的なプラモのパーツを流用しているためにバネや、金属シャフトが入っています
▲このランナーがアニキたちの魂のパーツ。成型色の赤が、俺のハートに火をつけます
▲4ドアのケンメリ、通称ヨンメリ

 ケンメリの4ドアセダンで通称ヨンメリと呼ばれています。街道レーサーの定番カスタムである、車高をベタベタに下げるシャコタンにするとスタイルは一変!! 彼らのハートをがっちり掴んだそのスタイルによって、多くの街道レーサーがこの車から生まれたのでした。

▲ボディの内側に生えている棒はカスタムじゃなく余剰部分なのでカットしよう! 角度付きニッパーがあると楽勝だぜ
▲羽を直貼りする……ポン着けすると脳に電気が走る。ガンダムも背中に羽をつけたくなるよね!! このパーツをポンと貼るだけで本当に楽しい
▲この文化に触れていなくても、車高大丈夫ですか? って言いたくなる。しかしそれがかっこいいのだ
▲もっと色々なグラチャンを組みたいぞ!! 刺身でもこのかっこよさ

 デカールの「4649」から俺のハートをキャッチし続けたグラチャン。カスタムパーツの面白さ、買ってきて組むだけでギラっとしたかっこいい車をゲットできる成型色は見事です。そしてそれほど細かいパーツも無いので、組み立て工程も簡単。グラチャンシリーズで、青島文化教材社が教えてくれるカスタムカープラモの魅力に、気軽に触れてください! それでは!!

フミテシのプロフィール

フミテシ/nippper.com 副編集長

1983年生まれ。模型雑誌編集や営業を経て、様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。プラモと日常を結びつけるアプローチで模型のある生活を提案する。ブログ/フミテシログ(http://sidelovenext.jp/)

関連記事