
コロナ禍でプラモ復帰した派の自分です。20年ほど離れていましたが、その間もタミヤスプレーで何かしら塗っていたんですよね、自転車パーツなり遊び道具なりを。アパートのベランダにて、新聞やダンボールで養生しての屋外スプレー塗装。多少のホコリの付着はぜんぜん問題なくて、カジュアルな作業でも輝く塗装面に「DIY冥利に尽きるな」と大満足。屋外塗装するなら湿気の少ない季節がベストですし、どうせなら快晴な週末の午前中とかが気持ち良くてナイス。スプレー吹いてから遊びに出かけ、帰ってきたら仕上がりを確かめてライジングする。

息子が喜ぶかな、と模型屋で買ってきたカスタム軽トラのミニ四駆、ボディのランナーを手にしたら「塗ろうぜ!」というタミヤからのメッセージを受信。箱絵のようにツートンカラーで仕上げるのように最適なパーツ分割になっていたのです。説明書のカラーチャートには3色のタミヤスプレーが記されていました。「老眼で細かい作業が苦になってきた田宮俊作が、気軽に楽しめるプラモデルをと考えたのがミニ四駆の発祥」というエピソードがよぎったので、今回はお気軽な自動車プラモとして接してみたくなったのです。そう、屋外スプレー塗装で。

ボディパーツのプラスチックは綺麗なメタリックオレンジ。同色をスプレー塗装する必要もないなとも思いましたが、あえて説明書のオススメに乗っかってみます。プラ成型色もスプレー塗料もどちらも工業製品ですからね、メチャクチャ考えて作られているワケです。そのメチャクチャ考えられた結果を体感するのがプラモ遊びの醍醐味でもあるので。サッと一発吹き付けで輝く塗装面を獲得できます。同色のプラスチックへの塗装と、黒と銀という隠蔽力の強いカラーの塗装というイージー設定なので。

まずブラックを塗ってからメタリックカラーを塗ると「オレ天才!」な仕上がりが実現するので是非。プラモ復帰して3年は経つので塗装ブースをはじめ、絶好調な模型制作環境が整っている自分ですが、今回はあえて「原点回帰/日常品活用モデリング」という縛りプレイをしてみました。独人貴族だったアノ頃に思いを馳せながら。ブースはダンボール、クリップはわりばし、スタンドは空き缶。空き缶には水を少し入れてコケないようにする。 KとUとFとU、わりとフツーに言うと「工夫」と言う。です。

ステッカーをバッと貼って……K4ギャンボー! 俺の仕事が輝いてやがるぜ! 俺のカスタム軽トラが堂々のゴールです。ちょっと空いた時間で組み上げる事ができるカーモデル、ミニ四駆40年の揺るがぬ魅力ですね。プラ成型色での色分けで塗装しなくても大満足なキットが増えてきた昨今、あえて「塗ろうぜ!」とカジュアルキットで提案してくるタミヤのイズムを読み取った今回。「楽(らく)」で楽しいのも良いけれど、積み上げて得られる喜びも良いよ。そんな所でしょうか。

タミヤからの工作と塗装の誘い。過酷な夏が終わり、文化の秋を肌で感じる今日この頃。貴方もタミヤスプレーでプラモを輝かせて文化活動としてみてはいかがでしょう? プラモデルのランナーをいきなり塗装しただけでも、その輝きでしっかりライジングできますよ。なりより外が気持ち良くてサイコー。