最新記事やプラモデル情報を毎日お届け!
follow on Xをフォロー!

ラファール来日歓迎!/切れ味抜群の名作プラモデルを三度おいしく。

 祝・ラファール来日! フランスの戦闘機、ラファールがやってきました。沸き立つタイムラインに流れるこの飛行機の写真を眺めていると、プラモ的になんとも面白そうなフォルムに思えてくるのです。なめらかな起伏の背骨からシャープな直線の翼が生える背中、えぐれた頬のラインが正円の断面形に絞られていく機首……。ややっ、知ってる飛行機のつもりでしたが、これは立体で眺めてみたくなってきました。そこで買ってきたのは、アカデミーの1:48ラファールC。トラ柄のごっついデカールが入っています。

 開封してまず釘付けになるのが、胴体腹部パーツ。なんとうつくしい曲線と、濃密な彫刻が描かれていることでしょう! 機首の赤いテープは、小さな突起を保護するためのもの。細かな気遣いがありがたいですね。

 このキットは、元をたどれば1999年にドイツレベルから発売されたものだそう。近年のアカデミー社のラインナップは、「世界の名作・再演アーカイブ集」的な側面もありますね。
 ご覧のとおり、各パーツはシャープな上に彫りが深くて表情豊かで、20年以上前のものとはとても思えない出来です。海軍型のラファールM用のパーツも入っているので、デカールさえあればこちらも組めるかもしれません。

 魅力的な造形とパキパキ嵌まっていくパーツたちを前にすると、各パーツに色を塗っていくことすらもどかしく……気付けば無心で組み上げてしまいました。
 このプラモ、合わせにおいて曖昧な点は一切なく、開封時の印象そのままのキレのある組み立て感覚です。とにかく手が動いていく。そして、みるみるうちに全長30センチの立体物が目の前に姿を現すのでした。

 これだけキレキレのプラモですから、スミ入れ塗料がとにかく気持ちよく流れていきます。これまた無心で没頭するように流し込んでいけば、ご覧のようにパリッとした印象に。模型誌の新製品レビューページみたいで、これもカッコいいですね。

 冒頭、パーツ状態で大いに感激した腹部は、こんなに未来的でパキッとした表情になりました。ところで、キレのある組み味は脚部も例外ではありません。脚柱が説明書通りにカチッと組み合わさり、機体をガッチリと立ち上げる様子には思わず感嘆の声が出てしまいました。

 スミ入れでパキッとした姿を楽しんだあとは、塗装して最後までおいしくいただきました。
 じつは、完全に組み上げてしまった後からの色塗りは初めて。塗装は普段なら「完成に向けての一工程」ですが、今回は組み上がった姿を十分味わった後なので、「さらに完成度を上げるオプション作業」です。これなら気が楽になるのか、無性にたのしいのです。お仕事でも、マストのタスクをこなす時より、不要不急の工夫こそが楽しかったり……というあの感覚ですね。

 トラ柄の大判デカール貼りは、大緊張のヤマ場。吸いつくような極薄のデカールに助けられ、なんとか位置に収めることができました。  そんなわけで、実機の来日前にばっちり完成。しかも無塗装・スミ入れ・塗装の三段階で味わい尽くすことができました。こっちを見ているトラが鮮やかで縁起もよさそう。しばらくは卓上に置いておくことにしましょう。

ドイツレベル(Revell)
¥4,889 (2026/05/15 21:42時点 | Amazon調べ)

関連記事