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「カップ焼きそばのふりかけ」とプラモデルの関係/プラッツのFS-T2改。

 プラモデルにとってデカールとは何か。それはカップ焼きそばの「ふりかけ」である。 キットという麺に塗装という味付けを施せば焼きそばとして成立するが、それは本当にあなたが求めていた焼きそばの姿だろうか? 否、デカールという「ふりかけ」をトッピングすることで、見た目や香りもソース一辺倒だった“素材”が華やかとなり、香ばしさが増す。

 これが私たちが食べたかったカップ焼きそばだ。 そして、世の中にはカップ焼きそばの「ふりかけ」を愛してやまない人々が多い(多分…)あの小さな1袋じゃたりない、できれば2袋、いや3袋は欲しい! そんな「ふりかけ愛好家」のあなたにおすすめするキットがプラッツ1/72 FS-T2改だ。

 「どこからでも切れます」と書いてあるのに切れない小袋と同じく、どこからカットしていいか分からないデカールシート、力加減を誤って袋から中身が飛び散ってしまわぬよう、カットにも細心の注意が必要だ。 すぐに食べたい気持ちは分かるが、最後の最後まで慎重に。

 みんな大好き、”REMOVE BEFORE FLHGIT”タグも付いてくる。紅しょうがを彷彿とさせる鮮やかな赤。独特で刺激的な味わいは良いアクセントになる一方で苦手な方もいらっしゃるだろう。そんな方でも”REMOVE BEFORE EAT”して美味しいところだけ味わおう。

 よかろう、そのデカール、存分に味わってやろうじゃないか。なお、美味しく食すには箸(ピンセット)にも相応の投資が必要だ。

 「ふりかけ」が青ノリだけじゃつまらない。食材が多い方が良いに決まってる。そんなあなたも大満足のエクストラなデカールたち。ワッペンを模したデザインに装備試験時のマーキング、インテークカバー用のデカールまで、大満足の数々。

 ふりかけもデカールも味わい方は人それぞれ、その深い関係性に想いを馳せながらカップ焼きそばもプラモデルも楽しんでいきたい。

iro_enpitsu

1988年生まれ。写真、カメラの趣味を楽しみつつ、プラモデルという名の被写体と出会い、今日もプラモ映えしそうな光源を求め歩く。

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