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日本海軍とバチバチにやり合った最強ライバル「アメリカ海軍 航空母艦 エンタープライズ」のプラモが最高だった話。

▲艦載機がシーブルー!!! 視覚に飛び込んでくるU.S.NAVY!! アメリカ海軍勝利のシンボルをプラモで楽しむ

 箱を開けた瞬間、青い艦載機のランナー(プラモのパーツが収めらている枠のこと)が僕の心を奪っていきました。紛れもないプラスチックのシーブルー。それを率いるのは日本海軍最強のライバルとして幾度も立ち上がってきた航空母艦「エンタープライズ」(世界初の原子力空母にもその名が引き継がれています)。実際に組んでみて、この「タミヤ 1/700スケール アメリカ海軍 航空母艦 エンタープライズ」のプラモは、外国艦の中でもぶっちぎりでお気に入りになったのです。1974年生まれの古いプラモですが、凸モールド甲板の迫力、シャッターの綺麗なディテールによって、メリハリある塊感を堪能できます。そして鬼の機銃(記事後半に登場)以外はとっても組みやすいので、1日でアメリカ海軍勝利のシンボルをあなたの机の上に飾ることもできるのです。

▲太平洋戦争の主役である航空機。キットにはヘルキャット、コルセア、ヘルダイバー、アベンジャーが1機ずつ収められたランナーが4枚付属。甲板上に16機並べられます。楽しい!
▲太平洋戦争中の22の主な海戦のうち18回に参加、そして15回もの大損傷を受けたにもかかわらず、修理されて戦場に現れる……箱絵も超歴戦な雰囲気が伝わるイラストで最高です
▲アメリカ海軍を代表する名将の紹介も、説明書で読めます
▲航空母艦って、甲板だけ見てるとシンプルな感じですが、側面とかに色々パーツがあって、意外とパーツが多いです。でも戦艦とかに比べたら、少ないですよ
▲ちょっとすごいのが機銃。ランナーにある細い棒を3mmの長さで39本カットします。そして機銃座に1本ずつ接着していきます。すごいですね〜

 機銃の組み立て以外は全くノンストレス。特に船体と飛行甲板が、上下でビシッと合うのが最高に気持ち良い。1974年の生まれのキットでも、こういうところがタミヤだな〜と感動するのです。

▲艦載機の他にかっこいいのが飛行甲板のパーツ。一枚の板に超かっこいい凸モールドが彫刻されています。凸モールドのメリハリある立体感によって、組んだだけでもこのプラモの存在感は抜群です
▲甲板の下には格納庫ブロックも。お腹に艦載機を詰め込んだ状況も作れるぞ
▲艦載機に色があるだけで、こんなにも航空母艦のプラモが魅力的になるなんて! 最高です

 日本における艦船模型は、圧倒的に日本海軍な世界。僕もそうです。でも、ことあるごとに日本海軍とバチバチにやり合ったこのエンタープライズは、まさに至高のライバルとも言える船。エンタープライズを作るだけでも、日本海軍の船を並べて「同じ海戦にいた船〜」って楽しみができるほど、シンボリックなアメリカ海軍の船だと思います。作りやすいので添え物として作っても良いですし、このキットを昨今のディテールアップパーツを駆使してムキムキに改造し、今のハイディテール日本海軍チームの前に立ちはだからせても良いでしょう。最高に塊感も気持ち良い艦船模型なので、ぜひ1度作ってください。

▲目線を下げてみる航空母艦の景色って最高なんだぜ!! ぜひその目で楽しんで欲しいです
フミテシのプロフィール

フミテシ/nippper.com 副編集長

1983年生まれ。模型雑誌編集や営業を経て、様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。プラモと日常を結びつけるアプローチで模型のある生活を提案する。ブログ/フミテシログ(http://sidelovenext.jp/)

 

 

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