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ライムグリーンの成型色が嬉しいプラモデル/amt トヨタ スープラ 1995

 amt 1/25スープラというプラモデルの箱を開けると、ライムグリーンの成型色が目に飛び込んでくる。
 プラモデルの箱をあけたらプラスチックに色がついている。それは素晴らしいこと。自由に色を付けて成型できるのはプラスチックのイイところ。だから、木製の家具を作るときに職人が木目を活かすように、プラスチックに色がついたプラモデルは成型色を活かしたいなと思う。

 とはいえ内装のすべてがライムグリーンの車は目がちかちかして運転しづらいと思うので黒で塗っていく。マットな黒がより一層ライムグリーンの鮮やかさを引き立てる。

ホビコレ AMT 1/25 トヨタ スープラ 1995

 翻ってホンモノの車の話。最近は街中を走る車にマットな塗装のものが増えた気がする。車っていうとツヤツヤでテカテカのモノがカッコいいみたいなイメージがあったが最近の車は塗装が凝っていて、マットなもの、多層構造の塗装やパールで一見すると粒子が見えないようなものなどいろいろある。ホンモノの車がいろいろあるなら、それをモチーフとして縮小したプラモデルもいろいろな塗装をしてみたくなる。

 今回はクレオスのクリスタルカラー、ターコイズグリーンを使ってみる。これを使うと下地の色味はそのままにパールの煌びやかな感じをプラスできる。角度を変えるとパールが偏光して色味を変えるのが写真ではなかなか伝えられないのが残念ではあるが、メタリックとは違う粒子の細かさは伝わると思う。

 光の反射の仕方も特徴的で面白い。例えばプラモデルにクリアーのスプレーをかけると、ワックスをかけた本物の車のようにツヤツヤにすることが出来る。その時の光の反射は直線的なハイライトが入るが、クリスタルカラーをかけると少しボヤッとしたハイライトが走る。マットな塗装と似た雰囲気ながら派手な感じがしていい。

 ツヤツヤに塗装したプラモデルもいいのだが、細かく入る反射がうるさく感じるときもある。プラモデルの成型色やカタチをそのまま味わいたいときのひとつの選択肢として「クリスタルカラーはアリ」と思わせてくれた魅力的なライムグリーンに感謝したい。

ホビコレ AMT 1/25 トヨタ スープラ 1995

もとぴのプロフィール

もとぴ

東京在住。世界を理解するための糸口としてプラモデルを制作中。趣味の記録や思索のためにnoteも書いています。

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