ゾイドワイルドの季語は夏!?/「組み立てるハッピー」を凝縮したクワーガとカブターで遊ぼう。

▲夏休みの戦場だ!

 ゾイドワイルド、透明な人形が付属していて、ゾイドに騎乗しているんですよね。じつはこの人形、1/35スケールなんです。それなので、タミヤ1/35ミリタリーミニチュアシリーズと一緒に遊んでも楽しいんですよこれが。

 はい、いきなりですが連日暑いですね。この時期になると夏休みに汗をかきながら部屋で黙々とプラモを作っていた小学生の頃の記憶がフラッシュバックします。筆者は1999年から展開したゾイド第2期ドンピシャの世代でして、アニメがとても面白かった影響でかなり夢中になりました。デススティンガーが最高に好きだったのよ。

 さて、現在は第3期の『ゾイドワイルド』シリーズが展開中ということで、今更ながらちょっと気になってクワーガとカブターを買ってみました。夏っぽい思い出が欲しかったので……。いやしかし、これがホントに良かったんでビックリしましたね。なんで早く買わなかったんじゃワレ!

▲あらかじめパーツが切り離されているが!?いいのか!?いいのです。

 プラスチック成形の組み立てキットなので紛れもなくプラモです。よーく見ると、ところどころにゲートから切り離された跡がある……。じつはこれ、ゾイドの化石(という設定)なんです。バラバラになった化石(パーツ)は袋に小分けにされており、それを発掘(開封)して、復元(組み立て)するという体験が待ち構えております。そしてパーツは「発掘見取図」というシートに並べられるようになっており、一目瞭然でめちゃくちゃにわかりやすい。すごい。

 プラモはまずニッパーでパーツをランナーから切り離すもの……という固定観念が私から切り離されました。組立てだけなら工具が要らないってのも大事なポイントで、この日私は生まれて初めてリビングでプラモデルを作りましたもんね。こんなふうに「プラモのオイシイ部分だけ気軽につまみた〜い」なんて、夏バテ気味な今の私の気分にぴったり。タカラトミーの、ほんとうに小さいキッズにも門戸を開くぞという意気込みも感じられて良いです。

▲まずゼンマイギミック付きの骨格部分を組み立てます。

 ゼンマイを回すとギャアギャア言いながらワシャワシャに動きます。超おもしろい。サイズ感も普通のカブトムシよりひと周り大きいだけなのもあって、めちゃくちゃにムシっぽいです。それに、しっとりした半光沢ブラックのパーツにはメカメカしい彫刻がビッシリ。まるで昆虫採集の高揚感。

▲いやいや~!クワーガ、カッコいいな!

 甲殻をパチコンとはめ込んだらあっという間に出来ました。なめらかな曲線のボディと、ガチャガチャの骨格。それをシンプルな色構成でまとめた、秀逸なデザインが私の心の少年の部分を鷲掴みです。メタリックな処理がされた目もイイね。

 カブターの方は鮮やかなブルーグリーンで、イエローのグラフィティっぽいシールを貼り付けると超POPな感じに仕上がって最高。昔のゾイドシリーズっていわゆる「リアリティ」を意識したSFっぽさがカッコよかった印象なんですが、今期のゾイドワイルドシリーズに関しては、芯の部分はちゃんとSFメカとしての造形をしつつ、外装としてキャッチーさを上乗せしている感じがとても素敵です。

 また、なんといっても、ゼンマイやモーターで迫力ある動きをするのがゾイドの魅力のひとつ。そんなゾイドと1/35MMを外に持っていって走らせると、とてもいい眺めですよ。20年の時を経て、ゾイドが私の中で、今、熱いです。心の最高気温が更新されました。

ハイパーアジア
ハイパーアジア

1988年生まれ。茨城県在住の会社員。典型的な出戻りモデラー。おたくなパロディと麻雀と70’sソウルが大好き。