最強のフィジカルを持ったマッチョなプラモ用片刃ニッパーが爆誕!!「ゴッドハンド 片刃ニッパー ST」

▲ニッパーの超名門「ゴッドハンド」が何やら無骨なニッパーを出してきました!

 カット後の多少の白化なんて気にしない! ある程度キレイに切れて、多少荒く使っても刃にダメージが残らないまさに俺向けなマッチョニッパーを手に入れました。

▲切れ味3.5!? やってみなけりゃ分かりませんぜ!!

 超絶キレイにパーツカットができる片刃ニッパー「アルティメットニッパー」を生み出し、今ではさまざまな工具を展開して多くの模型ユーザーから評価されているメーカー「ゴッドハンド」。そこが新たに、見た目もごっつい「片刃ニッパー」を送り出してきました。店頭で見かけて気になったので、早速レビューしてみようと思います。片刃ニッパーって何? って方は下のリンクを読んでください。

▲ゴッドハンドの工具は説明が丁寧!

 アルティメットニッパーを買って3日くらいで僕は粉砕してしまいました。その原因がちゃんと説明書を読まなかったこと。こういうのって大事なんですよね。上手く使えないな〜と思った工具があったら、一度説明書を読んでみてください。自分が間違った使い方をしている時がよくありますよ。

 このニッパーはゴッドハンドを代表するアルティメットニッパーやブレードワンニッパーよりも切れ味は劣るようですが、何やら片刃ニッパーならではの切り心地で、ガシガシとパワープレー気味な使い方ができるのが特徴とのこと。

▲早速限界点の3mm棒をカット! ちょっとだけ下の方に押しつぶされたような跡が。でもゲート(ランナーと呼ばれる枠とパーツを繋いでいる箇所)自体が3mmもあるプラモってそうそうないから、こんなの気にしない方が良いです。つーかしないね

 メーカーもすでに3mmの棒とかを切ると、カットした時の抵抗でニッパーのまな板側が押された形になり、白化やちょっとした潰れのような切り口になると公表しています。でもこれだけキレイに切れるんですよ。しかも刃のダメージとか心配することなく扱えるなんてめっちゃ良いじゃないですか。実際こんなにぶっといゲートはそうそう遭遇しないです。ここめっちゃ大事ですよ。

▲普段のあいさつはこんな感じでしょ。ゲートを残し気味にカットして〜
▲2度切り。このように2回に分けてカットするとよりキレイにゲートカットができます
▲めちゃくちゃキレイですよね! いつものゲートなら問題ないのです

 でも、俺は天邪鬼! ウォーハンマーとか中国のメーカーの戦車プラモをよく作るから、ぶっといゲートやランナーに出会うもんね〜〜。

▲こちらはウォーハンマーのランナー。太くてしかも角形ランナー。これは実験だから、良い子は真似しないでくれよな!!!
▲全然いけるやん。下の方だけちょっと切り口が膨らんでますが、それ以外はスパッと切れてます。ランナーだけでなく、太いゲートもよくあるウォーハンマーとはかなり相性良いぜ〜〜
▲たま〜にやってくる、きしめんのような平たいゲートも、このニッパーなら怖くないです!!

 試しに1日で海洋堂の四天王像4体、MODEROID 98式特型指揮車&99式特型レイバーキャリア、MODEROID 新カリオンE5 はやぶさMkIIをこのニッパー1本で組んだのですが、全くストレスなく、常に良い切れ味でパーツをカットすることができました。1カット入魂! 的なアルティメットニッパーも良いですが、あんまり神経を使わずに筋肉を使っていくゴリラなあなたには最適な1本ですよ! 

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フミテシ/nippper.com 副編集長

1983年生まれ。月刊ホビージャパンで12年間雑誌編集&広告営業として勤務。ホビージャパンで様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。「ホビージャパンnext」、「ホビージャパンエクストラ」、「ミリタリーモデリングマニュアル」、「製作の教科書シリーズ」などを企画・編集。