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曲面からパーツのキワまで削れるすごいヤツ!!「ウェーブ HGキサゲナイフ【曲線・片刃】」

▲ズッシリとした重さ。ウェーブの新ツール「HGキサゲナイフ【曲線・片刃】」をレビュー!!

 ホビー&工具を多数展開している東京の老舗メーカー「ウェーブ」が、2022年6月に発売した新商品「HGキサゲナイフ【曲線・片刃】」。上のリンクにある両刃タイプと共に、プラモのパーツを整える作業にとっても役に立つ工具です。特にこの曲線・片刃は、削りたい場所をピンポイントに狙うことができます。丸みのあるパーツから、パーツのキワのキワまで削り作業を攻めることができます。刃先や本体にも十分な厚みを持たせることで、作業中も安定してブレることが少ないです。

▲曲線の特徴は、余計なところに刃を当てることなく、物を削れるという点。プラモ製作の柔軟性がアップします!! キサゲの上はデザインナイフの曲線刃。こちらは「切る」作業にとっても便利

 切るのではなく、削る作業を快適にするナイフが「キサゲ」です。刃先や、刃のエッジ部分を削りたい場所にあてて、横にスライドさせます。そうすることで表面を薄く削り取ることができます。大工さんが木材にカンナをかけるように、ひゅる~っと長い削りカスが生まれます。

▲ガンダムエクシアの剣のパーツにあるパーティングライン。金型同士が合わさった時にできるプラの薄いはみ出しによってできる盛り上がりです。これを削るのにキサゲは最高です
▲刃をパーティングラインに密着させて、刃を横にスライド! これだけで綺麗になります
▲曲線刃お腹部分を使えば、パーティングラインのように出っ張ているところをピンポイントで削れるので、作業効率がアップします
▲車の曲面に走るパーティングラインや~
▲砲身のような丸いパーツの合わせ目消しにも便利!!

 ウェーブが一緒に発売している曲線・両刃と片刃の決定的な違いが、先端の鋭さ。片刃になっていることで、先端が刀の切先のように鋭くとがっています。この形状によって、パーツのキワまで攻めることができるのです。

▲砲身のマズルブレーキ周辺。キワをガンガン削れます
▲キワを削れるので、装甲の間を彫り込んで、よりメリハリあるユニット感を演出できます(僕はガンプラのスジボリはしませんが、この工程が大好きで、ガンプラ作る時はよくやります)

 曲線刃のお腹を使えば、曲面パーツやピンポイントで削りたい出っ張りをサクッと処理することができますし、先端を使えばパーツのキワまで削ることができるとっても便利な「HGキサゲナイフ【曲線・片刃】」。曲線刃の削る工具を持ってない人は、ぜひゲットしてください!! パーツの形状を整える強い味方になってくれますよ。

フミテシのプロフィール

フミテシ/nippper.com 副編集長

1983年生まれ。模型雑誌編集や営業を経て、様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。プラモと日常を結びつけるアプローチで模型のある生活を提案する。ブログ/フミテシログ(http://sidelovenext.jp/)

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