週末の模型ライフが楽しくなっちゃうプラモを、フミテシの独断と偏見でお届けする「花金プラモ」。今週はキングオブタンク、ドイツ重戦車ティーガーIの最新キット「タミヤ 1/48 ミリタリーミニチュアシリーズ タイガーI 初期生産型 東部戦線」をご紹介します。
手のひらサイズでとってもかっこいい戦車をコレクションできる最高のプラモ、「タミヤ 1/48 ミリタリーミニチュアシリーズ」(以下48MM)。そのシリーズで戦車プラモのトップバッターとして(48MMシリーズの第1弾はキューベルワーゲン)発売されたのが「タイガーI 初期生産型」でした。今回発売となったプラモは、その「タイガーI 初期生産型」のプラモの組みやすさを格段にアップデートしてくれた優しいプラモなんです。このプラモの登場のおかげで、第二次世界大戦における伝説の戦車をサクッとお出迎えできますよ!!
現在48MMは、コンパクトサイズでも戦車の重量を体感できるように「オモリ」をお好みで仕込むことができます。しかし、シリーズスタート当初はオモリを入れるのではなく、シャーシをダイキャスト製にしていました。これにより、一部組み立て時に「瞬間接着剤」を使用する必要があったのです。以前の初期生産型のプラモを見てみましょう。
瞬間接着剤は、はみ出したりすると痕が目立ちます。削り取ってきれいにするのも大変です。特にサイドスカートや牽引ワイヤーの接着は、いつも緊張していしました。今回のアップデートで、この緊張からも解放されます。本当に最高のアップデートです。
このアップデート方法は、2013年に発売された「ドイツ重戦車 タイガーI後期生産型」で採用されました。それを初期生産型にもフィードバックしたんですね。
タミヤの1/48タイガーIは、当初から組みやすさを考慮した工夫が随所にありました。今回のシャーシのアップデートにより、それらの要素がさらに輝いてきます。
形状やディテールは本当に申し分なし!! コンパクトなサイズになったことで、よりディテールの凝縮感を味わえます。本当に大好きなプラモだったので、個人的にこのアップデートが採用された初期生産型をいつでも組めると思うと嬉しくてたまりません!!! 本当にタミヤの「1/48 タイガーI」は、組み上がると素晴らしい塊感を体感できるので、ぜひとも組んでください!! 週末は手名付けやすくなった虎と楽しく遊びましょう!!! それでは~~
1983年生まれ。模型雑誌編集や営業を経て、様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。プラモと日常を結びつけるアプローチで模型のある生活を提案する。ブログ/フミテシログ(http://sidelovenext.jp/)