ディオラマやヴィネットで一撃でストーリーを加えられる方法があります。建物やなんかすごいオブジェとかもいりません。「地面」にあれを施すだけでいいのです。あれよあれ。
まずは粘土。これが地面になります。なんでもいいです。僕は息子と100円ショップへ紙粘土を買いに言ったつもりが、クレヨンしんちゃんのシールだけ買って帰ってきてしまったので、家にたまたまあった透明粘土「すけるくん」を使用しています。何でもいいです。盛れば地面になるんで。
粘土をペタペタ盛ります。粘土が乾いたらタミヤの情景テクスチャ―ペイントなどを塗れば地面が爆誕します。でも完全に粘土が乾く前に、この1手をやるだけで、ディオラマにストーリーが生まれるんですね。そう、地面に「跡」を付けるんです。足跡やタイヤの跡を!!!
そこで大活躍するのがクレラップです。これをディオラマに配置する模型の脚に密着させます。
スタンプ!!!! ぎゅっと押し込んで~~~離します!!!
できました。足裏のディテールをもっとはっきりと付けたい場合は、もう少し粘土が乾いてからやると、良いです。そうすれば離した時に、ラップに粘土がくっついてきませんので、足跡の形状が保たれます。僕は今回、輪郭だけ欲しいので、こんな感じで満足です
ラップの上を、模型を押し付けながらコロコロとタイヤの跡を付けていきます。
足跡や轍があるだけで、ディオラマの上に置いてある模型の動きを脳内で想像できます。進行方向の見える化はとっても説得力をディオラマに与えてくれるのです。しかもやり方はクレラップで模型を保護してスタンプするだけ。本当に簡単かつ効果的なのでぜひやってください!! それでは~~~。
1983年生まれ。模型雑誌編集や営業を経て、様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。プラモと日常を結びつけるアプローチで模型のある生活を提案する。ブログ/フミテシログ(http://sidelovenext.jp/)