『模型が楽しくなる工具&マテリアルガイド』が発売されて早くも3か月が経ちました。季節は冬から春になり、模型も作りやすい日々になっていますね。んが! 待てど暮らせどnippperではレビューがされないではないですか! 模型誌レビューだってお手の物のこのサイト。なんでレビューしてくれないの! ならば我がいくぞ! 俺の5年間が1319円に詰まっているぜ!!! 超読んでください!!! GO!!!!!
勝手に略して『模楽工マ』(もらえま)(Vtuberみたいな名前だ)。とにかく様々なツールを使用して楽しく何か模型を作ってみよう、というこの本の基となった企画が「ホビージャパン」誌で5年間続き現在も好評連載中の「月刊工具コーナー」です(企画スタート時はフミテシとタッグを組んでいたのも懐かしい思い出)。
雑誌連載も5年も続いているコーナーなので、もう一度工具の検証をし中身をアップデート。7割近くを改定しているので「雑誌の再録Death」とは言わせない内容になっています。
本書に取り扱っている工具&マテリアルでぜひ使用して欲しいマストバイアイテムをご紹介します。まずはハセガワのフィニッシュシート。これは貼るだけで塗装したかのような仕上がりにもなりますし、模型のアクセントにも最高です。メッキ調、蛍光色、木目など、様々なパターンが発売されているので、ぜひチェックして気になったものを買って使ってください! 最高に模型が楽しくなること間違いなしです。
GSIクレオスの金属ヤスリ「匠之鑢・極 雲耀」シリーズは、名前負けしていないすごい金属ヤスリです。粗目から紙ヤスリのような滑らかな仕上がりまでを実現できます。1度使ったら病みつきになりますよ。
見た目で惚れる工具ってありますか? 私はあります。ファンテックのスジ彫りカーバイト”斬技”シリーズの刃がとてもキレイで、これがもう磨かれた刀のようで大好き。カメラマンさんに、「この刃に虹が見えますよね、それが最高キラキラに写るようにお願いします!」と無茶を言ったのです。しっかり応えてくれて、刀のような写真を撮っていただけました。忘れられない思い出ですね。
店頭で新しいツールをみたときに、これって誰かレビューしていないかな、とスマホを取り出したところで、「いやお前がレビューをする役目だろう」、というあの自分の声は、常に忘れることはありません。
そしてそれは、私だけでなくこの記事を読んでいるnippperの読者の皆さんも同じチャンスがあります。新しい工具を使って見て、「これはすごいぞ!!」と思ったら、このnippperに思いのたけをぶつけてください。誰もがレビューできる準備はすでに整ってあります。
私もたくさんの工具を試してレビューを送り出していますが、工具は使う人の数だけ様々な感想や使い方があると思います。この本を通して「俺はこう使ってるぜ!」「実はこんな便利な技もあるよ」なんてみんなと情報交換できる存在になれたら嬉しいです。ぜひ本書を読んで、工具を手にしそのレビューをこのnippperでみんなと共有してください。あなたの一言が誰かの模型ライフの助けになる。そしてプラモはもっと楽しくなるのです!!
各模型誌で笑顔を振りまくフォトジェニックライター。どんな模型もするする食べちゃうやんちゃなお兄さんで、工具&マテリアルにも詳しい。コメダ珈琲が大好き。