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戦車模型とも仲良しになれそうな、湿地戦向けロボットプラモ!/ウェーブ ダイビングビートル

▲箱が分厚い!!!

 「装甲騎兵ボトムズ」というTVアニメ、年齢的なところでいうとギリでリアルタイムに視聴しててもおかしくはないんですが、田舎故の放映局の都合で観たことがない作品でした。もちろん模型誌を買い始めるようになればボトムズ関連のプラモデルやガレージキットの記事、新作OVAの情報が出てくるので「くそーアーマードトルーパー(以下AT)はかっこいいなー。いつか観なきゃ!観てからプラモ作らなきゃ!」と思ってたんですね。中高生の頃。
 はい、TV版を観たのはここ5~6年ぐらいの話です。遅い、遅いぞ俺…!実は先に小説『青の騎士ベルセルガ物語』を読み終えていたり、OVAも摘まんで観ていたりするんですが、オリジナルのTV版を見たのは本当に最近という……。とはいえストーリー的にも大人向けでもあり、ある程度知識なり趣味嗜好が固まってから観たのはむしろ良かったんじゃなかろうかと思います。

▲箱を開けて見ると、結構なパーツ数!! 箱が厚いだけありますね

 ミリタリズム溢れる『装甲騎兵ボトムズ』の中でも土臭さが最高なストーリーといえば「クメン編」。クメン編といえば、主人公のキリコが登場したマーシィドッグ……いや違うんだな(誰)。ダイビングビートルでしょ!!! 丸い顔(?)に無機質かつ等間隔に並べられた三連レンズが強烈な個性を持つATです。傭兵部隊の量産機という事で大量に登場し、高性能という設定とはいえ、えらい勢いでやられていく……量産機大好きな自分としては好きにならざるを得ない機体なのです。

▲このハッチパーツだけでお酒が飲めるぞ!! ダイビングビートルの後頭部までがワンパーツで成型されています

 そう、今回組んでみたWAVEのボトムズプラモは1/35であり、僕が普段作り慣れてる戦車模型と同スケールなのだ。キットはコクピットパーツや、パイロットパーツ、降着ギミックなどが搭載されたPS版のダイビングビートルをご紹介します!!

▲胴体というかコクピットを組んでみるとみっちり感がたまらない

 ATは、実機サイズが4メートル前後とイメージしやすい大きさであり、それを1/35スケールに落とし込むことで、それこそ1/35フィギュアなどと並べたりして大きさ比較が出来たりするナイススケールなのです。

 キットはスナップフィットキットでフル可動、ポリキャップも仕込まれており組み立てに手間取ることはほぼありません。週末半日あれば、あっという間に机の上にダイビングビートルが立ち上がるのです!!

▲フル可動だから動きのあるポーズもかっこよくとらせる事が出来るぞ。
▲降着ポーズもお見事です

 足に取り付けられるスワンピークラッグ(防弾板みたいな湿地帯用カンジキ)もポリキャップを上手く組み込んであり、設定通り可動します。今回組んだのはSP版という事で降着ポーズも取らせる事が出来るし、カン・ユーのフィギュアも付いてきてるわけですね。通常版(ST版)の場合はこれらが付いてこないからもう少しシンプルなキット構成。こういう仕様を選べられるのはよいですね!
 そんなこんなで実は初めてのWAVE製ボトムズプラモでした。キット自体は過度なディテールは避け、劇中のイメージをそのまま再現しておりとても好感が持てます。成型色もキレイだしね! 逆に言えば戦車模型と同スケールという事で、そこからのフィードバックも出来たりするわけです。リベットを打ち直してみたり、偽装用フックを付けてみたり破損個所を現地改修で修理したりとか……今更ではあるけど遊び方は無限大ですねー! やってみたくなりましたよ!

▲ところで最初面食らったパーツ……

 足回りはベルセルガと共通だったんすね!……ということで、そんじゃまた。 

<a href="/author/ammonaitoh/">内藤あんも</a>
内藤あんも

1977年生まれ。戦車道とスピットファイア道を行き来する模型戦士。生まれ育ちは美濃の国、今はナニワ帝国の片隅でプラモデルを作る日々でございます。

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