筆塗りを楽しむようになってから、机の隅っこに塗りたい模型を2個くらい置くようになりました。筆塗りは、準備やお片付けがとっても楽。ちょっと空いた時間にぺろぺろって塗って「楽しかった~」っと満足したら、また模型を机の隅っこに戻しています。
Bf109 E3の他に、nippperの記事でも紹介した、オーナーズクラブのトヨタ スポーツ800(以下ヨタハチ)を机の隅っこに置いていました。自分オリジナルの色で塗りたいな~っと思っていたのですが、箱絵に描かれた赤のヨタハチがかっこよすぎて、自分なりの色が思いつかず放置状態となっておりました……。そんな時です、戦闘機に塗るとかっこよく見える色は、車に塗ってもかっこよくなるのでは? と思ったんですね。早速お隣のBf109 E3の色を見ました。
RLMと言うのは、大戦当時のドイツ航空省のことを示します。この役所が指定した色を、各塗料メーカーが模型用塗料として再現した色がRLMカラーです。RLMカラーは、どんなメカにもマッチする良い色が多いので、ぜひ使ってみて欲しいです。
Bf109 E3の胴体に塗装されているRLM65ライトブルーが、とても車に似合いそう! 早速塗ってみます。
色選びは、模型塗装の楽しみのひとつ。直感で「これはかっこよくなりそう!!」って閃くときもありますが、僕は悩んじゃう時の方がほとんど。そんな時は、近くにあるモノの色をお借りして塗ってみることが多いです。オーナーズクラブのキャロルを塗った時は、雑誌の表紙の配色を参考にして塗ってみました。そして今回は戦闘機の色を拝借しました。思ってみれば、戦闘機と車は同じ血が流れているようなもの。相性も良いはずです。
あなたの隣にあるモノには、きっとプラモがかっこよくなる色が潜んでいると思います! お隣さんから色を借りて、あなただけのプラモを塗り上げて見てください!!
1983年生まれ。模型雑誌編集や営業を経て、様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。プラモと日常を結びつけるアプローチで模型のある生活を提案する。ブログ/フミテシログ(http://sidelovenext.jp/)