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プラモがあっという間にかっこよくなるテク「ドライブラシ」には“シタデルの白筆”が最高です!!

▲ドライブラシはまじで楽しい!! ドライブラシにとってもよい筆を見つけたからご紹介するよ!!!

 塗料を含ませた筆を、一旦ペーパータオルなどで筆先がカサカサになるまで拭き取り、その筆を模型に擦り付けることでお手軽にランダムなグラデーションやダメージ感を演出できる超楽しい技法「ドライブラシ」。先日からぱたがお墓のプラモをドライブラシしていたのを見て、僕もやりたくなりました! ドライブラシは本当にお手軽なのに、模型がかっこよくなるチート技の一つなので、ぜひ一度楽しんでみてほしいです。

▲人工毛のシタデルのホワイトブラシ。DRYと柄に書いてある筆がドライブラシ用です

そんなドライブラシですが、筆を結構荒々しく使用するのです、使い古した筆などでよくやることが多いのです。しかし、現在はこのドライブラシ用にチューンされた筆も売っているんですね。その中で最近とてもお気に入りで使用しているのが、今回ご紹介するゲームズワークショップの白い柄のドライブラシ用筆です。ゲームズワークショップは、水だけでめちゃくちゃによく塗ることができる「シタデルカラー」を販売しているイギリスのメーカーです。

▲シタデルのホワイトブラシに関してはこちらからどうぞ

シタデルの筆には定番の黒い柄の筆の他に近年白い柄の筆が仲間に加わりました。僕はホワイトブラシなんて呼んでいます。こちらホワイトブラシは人工毛の筆で、穂先の形状記憶能力が高く、使用後も良くまとまってくれます。固すぎることもなく程よい弾力があるのが特徴です。ただ、天然毛の筆より柔らかさは劣るとは思います。そのホワイトブラシの中の「DRY」と表記されているドライブラシ筆が大変ご機嫌であります。

▲ドライブラシ用とは思えない柔らかさと、穂先の整い方

 ドライブラシ用の筆は、穂先をあえてボサボサにしていたり、ガサガサと筆を擦り付けるので毛が硬かったり、穂先が短かったりするものが多いです。僕もそう言った筆の方がドライブラシしやすいのかな〜っと思っていたのですが、ある程度の柔らかさと穂先の長さがあるこのシタデルのホワイトドライブラシに出会ってから価値観が変わりました。

▲いつものように塗料を筆に取り、ペーパータオルでガサガサになるまで拭きます
▲長い穂先にしっかりと塗料が入っているので、無限にドライブラシできるんじゃないかというくらい塗料が尽きません。柔らかい筆をさっと撫でるようにするだけで花が咲いたように色が乗ります

 さっと筆先を軽く撫でるようにするだけでしっかりと塗料が乗ります。柔らかい筆先はパーツ形状に馴染んでいくので、ディテールが細かい部分のドライブラシにも最適。塗料もしっかりと溜め込んでくれるので、1度塗料を含ませれば長い時間ドライブラシできます。

▲BEFORE。ベタ塗りしてウェザリングした状態です。こちらをドライブラシすると〜
▲AFTER。こんなふうにより表情がでてカッコ良くなりますね!! 各パネルラインが強調されたり、ダメージ感も出て、歴戦な雰囲気がさらに強くなります
▲ガシガシ使った後でも、筆を洗えばこの通り。ピシッとした形状になります。耐久性も高いですね

 やわらかな穂先のおかげで、細かいディテール部分やピンポイントで明るくしたい箇所を狙ったドライブラシがとてもやりやすいです。そしてガンガン使っても、筆を洗うとピシッと綺麗な筆に戻る形状記憶力も素晴らしく、一度買えば長い間相棒となってくれます。元々楽しい塗装技法のドライブラシがもっと楽しくなるシタデルのホワイトドライブラシ。ゲームズワークショプの直営店「ウォーハンマーストア」や、シタデルカラーをお取り扱いしている模型店・量販店で販売されていますので、見かけたらぜひ使ってください。

フミテシのプロフィール

フミテシ/nippper.com 副編集長

1983年生まれ。模型雑誌編集や営業を経て、様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。プラモと日常を結びつけるアプローチで模型のある生活を提案する。ブログ/フミテシログ(http://sidelovenext.jp/)

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