プラモに陰影をつけるスミ入れ塗料/色を選んでナチュラルトーンを手に入れよう。

 1/48のドイツ歩兵を組んだ。タミヤのウルトラな彫刻が冴えまくっているのでビシバシ塗り分けるのもいいけど、こんなふうに一色でバリッと塗り上げるだけでも表面のテカリや透けがなくなってカタチが良く見えてくる。塗装って、単に色を変えるだけじゃなくてもっと複雑な視覚効果があるね〜。楽しい!

 ただでさえバキッとした陰影のあるプラモだけど、さらに影色を濃くするためにあるテクニックがスミ入れ。タミヤからは「スミ入れ塗料」というのが売られていて、筆付きのキャップでサラサラの塗料を表面に流せばOKという楽ちんなアイテムだ。子供の時はわざわざサラサラの塗料を自分で作って筆で塗って筆を洗って……とやっていたので、ずいぶん手軽になったな〜と未だに思う。

 「スミ」といえば黒のイメージが強いかもしれないが、こういう茶色い対象物には茶系のスミ入れ塗料もある。同系色で陰影を付けられるし、ブラウンとダークブラウンでは影色の濃さも変えることができるのがよろしいね。黒いスミ入れをして「なんだかドギツイなぁ」と思った時は、スミ入れ塗料のラインナップをじっくり眺めてみよう。意外な色が意外な効果をもたらしてくれることもある。

 左が黒でスミ入れしたもの。右がダークブラウンでスミ入れしたもの。黒は下地を濁らせるし陰影が強くなる。反面、茶色だと下地の色を生かしながら全体のトーンが落ち着いているのがわかるはずだ。下地の色に合わせたスミ色選びで、プラモの見た目は大きく変わる。

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からぱた

模型誌の編集者やメーカーの企画マンを本業としてきた1982年生まれ。 巨大な写真のブログ『超音速備忘録』http://wivern.exblog.jp の中の人。