タミヤの最新アニキで『TOP GUN』を100倍楽しもう!

 映画『トップガン』でいちばん盛り上がるのはどう考えても冒頭の3分間、空母甲板上のシーンである。マジモンの空母の上で撮影されたマジモンのF-14トムキャットとオーバーアクションのフライトデッキクルーたち(飛行甲板作業員。レインボーギャングと呼ばれることもある)は夕陽の中でバキバキにカッコよく見える。見たことない人はいまから見ましょう。

 いざ始まればひたすらメグ・ライアンがかわいいね〜&トム・クルーズがかっこいいね〜ということしか記憶に残らないのだが、とにかく空母の甲板の上にいる男たちはめちゃくちゃキビキビとオーバーアクションで動き、この映画の印象を決定づけていると言っても過言ではない。

 そしてこのタイミングで発売されたタミヤの1/48 グラマン F-14Aトムキャット(後期型)発艦セットである。ただでさえ驚異的な精度とめちゃくちゃな組やすさで全人類の度肝を抜いた傑作中の傑作であるタミヤ製トムキャットが、豪華すぎる新規追加パーツとともに飛行甲板に降り立ってしまった!

 その詳細はこれからどんどこ記事に書いていきたいのだが、なにはともあれこのキットの最強ポイントを今日はピックアップしてしまおう。それはもう、間違いなく「シューターアニキ」(説明書では「カタパルト士官」と表記されている)の存在である。

 「オマエ明日から飛行甲板でバイトな!」と命じられたら絶対にやりたいポジションがシューターである。シューターというのは黄色いジャケットを着込んだスタッフで、発艦準備が完了したことを確認してカタパルトを作動させる「GO!」の合図を出す係である。正直これまでもこの係がプラモになったことはあるのだが、3Dスキャンによってリアルすぎる造形でタミヤのトムキャットにくっついてきたのが大事件なのだ。

 たった5パーツを貼り合わせるだけでこの臨場感!ビシッと伸ばした左腕もパンツのシワもジャケットのボタンが引っ張られている様子もリアルすぎて、いまにも本当にトムキャットが飛んでいってしまいそうな躍動感に満ち溢れている。顔も1/48なのに鼻の下の溝までビシッと彫刻されており、とんでもないことになっている。

 トムキャットを後方に置くなら、シューターアニキは背中から眺めることになる。握りこぶしの右腕、膝までビッタリと地面についた右足……。地面とのフィット具合も抜群だし、これだけ彫刻がバキバキだと塗装だってなにも悩まずにパキーンとできてしまう。

▲GO!!

 あまりにも造形が良いので顔だけ染め塗りしたらめちゃくちゃかっこよくなってしまった。1/48のトムキャットはこれから組むのでとりあえず添えたのはタミヤの「1/350 アメリカ海軍現用艦載機セット」に入っているヤツである。

 飛行機本体も恐るべき完成度であるタミヤのトムキャットに追加されたシューターアニキは家のあらゆるものに発艦の許可を出す最高のフィギュアだ。遠近法を使えば飛んでいく飛行機は1/48じゃなくたって大丈夫。このアニキを手に入れて好きなアイテムと並べ、爆音でTop Gun Anthemを流せばそこはインド洋。さあ、今すぐゲットして土曜プレミアムの開始を待ち構えるのだ。

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からぱた

模型誌の編集者やメーカーの企画マンを本業としてきた1982年生まれ。 巨大な写真のブログ『超音速備忘録』http://wivern.exblog.jp の中の人。