チェコ製ロシア戦闘機プラモは贅沢胴体二本入り!!……でもコンパチじゃないんだよ。

▲海外戦闘機プラモの箱絵は敵機が煙吹いてる場合が多いよね!

 第二次世界大戦中に活躍した各国で代表的な戦闘機ってあるんですよね。日本だとゼロ戦、イギリスだとスピットファイアとか。そうなると戦勝国でもあるロシア(当時はソヴィエト連邦ですが)はなんだろねってなると意外と困るんです。ざっくりヤコヴレフ設計局とラヴォーチキン設計局、ミコヤン・グレヴィッチ設計局の3つを覚えておけば当時の戦闘機は問題なかろうとは思うんですが、その中でもわりと定番なのはヤコヴレフ設計局のYakシリーズかなー。しかし今回紹介するプラモはラヴォーチキン設計局が生み出した戦闘機、La-5です。

▲シンプルな外見の戦闘機としては意外とパーツが多い

 ラヴォーチキン設計局の戦闘機は最初はLaGG-1と呼ばれる液冷エンジンの戦闘機でしたが、これがバージョンアップされてLaGG-3となり、空冷エンジンに載せ替えて高性能化を図ったのが今回のLa-5。液冷エンジンは構造が複雑怪奇で色々手間がかかるんですよな……。空気抵抗を減らす事が出来るのでみんな載せたがったんですが、空冷エンジンのほうが生産能力も高く機械的信頼性があり、第二次大戦中では空冷エンジンは各国で使われ続けました。La-5もエンジンを載せ替えた事で機体への機械的信頼度が上がり、のちにLa-7、La-9とバージョンアップし戦後にも使い続けられる機体となります。

▲胴体や主翼は木製ですのでツルツルしております。とはいえ金属部分はしっかりとディテールが。
▲胴体や主翼は木製ですのでツルツルしております。とはいえ金属部分はしっかりとディテールが。
▲キャノピーは開閉を選択式で選べるんですが開いた時のキャノピーが重なった表現が面白い。一体で整形されてる。

 木製の機体といえば有名なのはイギリスのモスキートですが、ロシア機も結構木製機を採用されてるんですよねー。模型的にはイマイチ物足らないんですけど!

▲パーツ数が多く感じる理由がコレだ。

 La-5は生産途中からキャノピー形状が変更されてます。このKPモデルのプラモは胴体部分の金型を差し替えるんじゃなくて新規に新しい胴体を入れちゃえ!という方法を取っておる。なので胴体が二本入ってるんだよねー。こういう豪快なキット構成がなんか嬉しくて一杯やりたくなっちゃいますね。今夜はウォッカだな!? とはいえキャノピーパーツは一種類しか入ってねえのだ。なんだよう。

▲アタマデッカチなフォルムがむしろ美しいぞ

 La-5は10000機近くが生産された機体で、大戦中期からドイツ軍相手に奮闘。発展型のLa-7は大戦中の最優秀戦闘機と呼ばれるまでの機体となってます。地味に思われがちなロシア戦闘機ですが、エースも多く生み出している機体でもあるのでカラフルなマーキングも多くてオススメなのだ!我が家のプラモ空軍にちょっと変わった機体が欲しいって時にはオススメの一品なのです。

内藤あんも
内藤あんも

1977年生まれ。戦車道とスピットファイア道を行き来する模型戦士。生まれ育ちは美濃の国、今はナニワ帝国の片隅でプラモデルを作る日々でございます。