その銀色が深夜に光る。ハセガワ 1/35 ファイアボールSG

 金曜日の夜は早く寝ようと思うが、あまりうまく眠れないことが多い。でも「どうせ明日は休みだからプラモデル作っちゃおう」と大胆な動きをとることがある。俺のウィークエンドシャッフルはこれからスタート。いくぞ。

 ずっと本棚の上に積んであるプラモデルはどれも豪華キャスト。ずっと作ろうかどうか悩んでいたハセガワ製マシーネンクリーガーの「1/35 ファイアボールSG」を手に取る。あ、これは中にプラウラーという異なるタイプも入ってるので二個セット。箱を開けてみると、どのランナーも2セットずつ。つまりダブルファイアボールで組むのもダブルプラウラーで組むのもありというわけだが、今回はとりあえずファイアボールで行くことに。

 滅多に見られない銀色のプラスチックにテンションが上がる。マシーネンクリーガーのシリーズはガチャーネンを作ったことがあるけど、そのときも紫やオレンジなど楽しい色が嬉しかったのを覚えている。そのまま作ってくとスルスルと形になる。

 それに、アイデア満点なのは足。すり鉢状に凹んだ足首の上に部分に全体を乗せるように組み立てる設計になっているので、前傾姿勢はもちろん足の角度を微調整して演出することも可能。わずかな足の向きや腕の上げ方などが全体に大きな影響を及ぼすのは、タミヤのミリタリーミニチュアをはじめとする1/35の兵士たちが実証済み。今の気分に合わせて重心を整える。

 組み立て終えて思ったのだけど、銀色のプラスチックをニッパーで切り取ったゲート跡が溶接痕のような雰囲気を放っていて非常にかっこいい。作り始めの目が覚めていくような感じをピークに、終盤にかけて眠気が増していったせいもあって「あ、これは〇〇みたいに見えるな」という感性がブーストされている感じ。この叩くとカキーンと音がしそうな無塗装仕上げもかっこいいですね。今回は塗りますが、もう一体はこのままでいいな……。

 夜が明けて青くなっていく空に晴天を感じたあとは、目が覚めたら塗装ができるように下地がわりにプレミアムトップコートのつや消しを吹いて、そのまま寝ることに。「起きたら塗装ができるぞ」と思うとデートの前の日みたいに眠れなくなりそうだったけど、ちゃんと眠れました。

クリスチ
クリスチ

1987年生まれ。デザインやったり広報やったり、店長やったりして、今は普通のサラリーマン。革靴や時計など、細かく手の込んだモノが好き。部屋に模型がなんとなく飾ってある生活を日々楽しんでいます。
Re:11colorsというブログもやっています。