
車両単品だけをシンプルに描いたパッケージにも関わらず、増加装甲が鎧の如く砲塔に張り付けられたその姿と迫力に僕の心はがっちりキャッチされてしまいました。タミヤミリタリーミニチュアシリーズの「アメリカM60A1戦車リアクティブアーマー」です!!!

1990年にイラクのクウェート侵攻から端を発し、翌1991年1月17日にアメリカ軍を中心とした多国籍軍によって決行された「砂漠の嵐作戦」で火蓋を切った湾岸戦争。短期間で終結するも、TVを通じて流れる現代兵器による戦闘は多くの人の記憶に焼きつきました。戦争終結後、湾岸戦争に登場した兵器をタミヤは精力的にプラキットで送り出しました。

その一つが今回ご紹介する「M60A1リアクティブアーマー」です。M60シリーズは、M1エイブラムスと共にアメリカ軍の主力戦車として配備され、陸軍・海兵隊で使用されました。M60は1965年に配備されて以降常に改良が続けられます。このキットの最大の特徴のリアクティブアーマーも、どんどん進化する対戦車ミサイルに対する強化策として採用されたものでした。



キットは1988年に発売された「アメリカM60A3戦車スーパーシャイアン」のパーツをベースに、リアクティブアーマーやフィギュアを追加。シャーシ部分の車体は1970年に発売されたモーターライズモデルと共用。しかし、サスペンションアームを別体にしたりして精密度をアップ。足回りはなかなかのパーツ数で本キット最初の山です。



車体と砲塔は増加装甲やオプションパーツを貼りまくります! シンプルでつるんとしたパーツがガシガシと戦う姿に変貌していくので、楽しくて組むのが止まりません!


ここからが砲塔のお色直しスタート! みなさまゆっくりとご歓談ください。



車体、砲塔に次々とリアクティブアーマーをつけていく瞬間は本キットのハイライト。パーツ精度も良く、ピタピタと鎧がついていく感じはまさに合体ロボの合体シークエンスのよう。アーマード大好き!

こんなにゴツくてかっこいい車両もタミヤMMにはラインナップされています。最近は第二次世界大戦時の車両のリバイバル的なラインナップが中心ですが、ベトナム戦争、湾岸戦争、イラク戦争など大きな節目節目の時にタミヤは時代を映したプラモをキット化しています。組みやすくて買いやすい、そんなタミヤMMの現用車両もこの夏ぜひ楽しんでください。
また今回の写真は全てiPhone12で撮影しています。「寄稿したくても写真がな〜」という読者の方、お手持ちのスマートフォンでも大丈夫! 電気をつけて明るくし、カメラの範囲設定を「16:9」にセット!(スマホのカメラメニューをいじるとスマホ撮影がグレードアップすること間違いなし!) 後はカメラを「横向き(これめっちゃ重要。本サイトは横位置写真が基本になっています)」に撮影してください。100円ショップに売っているスマホ用三脚があるとさらに綺麗に撮影できます。スマホ写真でも大丈夫! ぜひ机上で楽しんだあなたの体験をまとめた記事お待ちしてます! 撮影する時、ある程度だけは片付けてね。ライブ感丸出し全裸フォトは人の心をざわつかせますよ。それでは!
