

メカヘラクレスオオカブトとか戦国の三四郎などユニークなプラモから、1/48スケールのパンターのフルインテリアキットやデフォルメのタイタニックなどを展開するメーカー「SUYATA(スヤタ)」が、僕の中で遂にやってくれました。
1/48スケールのフロンティアである「現用車両」戦線に乗り込んでくれたのです。そろそろ第二次世界大戦から抜けてくれないと、僕のような30代世代にとってのリアル戦車が現れる頃には僕はおじいさんになってしまいます。SFメカのような超激ヤバ車両が沢山いる「現用車両」は、第二次世界大戦のレジェンドたちよりセールスは振るわないのかもしれません。でもね、そろそろ行こうぜ! 俺たちの世代の戦車プラモデルへ!!

T-90はロシアを代表する主力戦車。コスト度外視で開発されたT-80の反省から、信頼性の高いT-72の性能をアップデートする方向で開発されました。ソビエト崩壊後の困窮から、2000年代に入り経済も回復しガンガン調達し始めたのがキットになっているT-90Aです。低いシルエットに、砲塔にはSFメカよりもやばそうなメカが満載で万歳!!! ソビエト・ロシア車両のイメージを刷新したとも言えるかっこよさです。ウラ〜〜〜!!!!

現用戦車は1/35スケールになると、なかなかのボリュームになります。1/48スケールだと手のひらより少し大きくらいでサイズ感とボリュームが本当にちょうど良くなります。現用車両にぴったりのスケール。それが「1/48」です。
このキットですがセンサー類やガラス、ランプなど現用車両のそこかしこにある「クリアーパーツになりそうな箇所」にクリアーパーツを使用していません。僕はこれに大賛成! クリアーパーツにすることでマスキングなどの工程を考えて手が止まってしまう人もいるかもしれません。1/48スケールなので、塗装による表現でも充分にかっこよくなりますよ。



実際に組み立てが始まると、パーツの精度にビビります。「スヤタはまだまだ新興メーカーだからすり合わせとか大変だろうな〜」って思ったらピタピタくっ付きます。ランナーにみちみちに入ったパーツがどんどんなくなっていきます。


車体、砲塔と2日に分けて僕は組んでみました。それはT-90という車両は砲塔がものすごいディテールお化けだからです。砲塔だけで車体と同じくらいの時間がかかりましたが、それだけにすごい解像度があなたの前に爆誕します。



ロシアの最新車両T-14アルマータなどは砲塔が洗練され無駄のないデザインになっていますが、このT-90は戦車の技術革新の真っ最中なのでいろんなものがごちゃごちゃ付いています。センサー系も剥き出しですし、爆発反応装甲「コンタークト5」も後付け感がすごいです。しかし、このガチャガチャ感が模型好きにはたまらないと思います! フルアーマーとか、強化型みたいな雰囲気がプンプンしてくるじゃないですか!



1/48スケールの現用車両。サイズ感、解像度も申し分無しで、コレクション製も抜群。スヤタのT-90は本当に気合が入りまくったプラモで「1/48 現用車両はこれだけできる!」というのを見せてくれたと思います。金属ロープ以外は全てプラ成型で、機銃の構成以外はほとんど無理なパーツ接着を要求してきません(機銃の取り付け箇所だけは少し宇宙を感じました)。「1/48スケールと現用戦車は好相性」ということを改めて教えてくれます。
T-90Aというハイディテールな現用車両を1/48で挑戦したスヤタの意気込み。手に取るとビリビリとした刺激で興奮すること間違いなし! ぜひ組んでください。
