ひょうたんから駒?/透明プラ板から、「謎のモヤモヤ素材」が生まれるんだなこれが。

 飛行機の写真集を眺める。最高にかっこいい。何がかっこいいかって、ジェットエンジンの排気によって出来たモヤモヤ、「陽炎」だ。これが好き。

 これは熱されて密度が低くなった空気と、周囲の冷たく密度の高い空気が混ざり合い光が屈折するため。こういった現象をシュリーレン現象と言うらしい。水に砂糖とか塩を入れるとモヤモヤするのも同じシュリーレン現象なんだって。

 さて、これをなんとか模型でも再現できないものかと色々考えました。そこで白羽の矢が立ったのが、「透明プラ板」。これを何かしらイイ感じにアレしてモヤモヤを表現できるんじゃなかろうか。どうだろうか……。

▲タミヤの0.3mm透明プラ板です。1枚1枚の間に薄紙が挟まっており、キズが付かないようになっている、なんとも丁寧な商品。

 そうだ、これをヒートガン(エンボスヒーター)で熱してみよう。プラ板を熱すると収縮しますよね。キーホルダーとか作りましたよね。あれを、部分的に起こせばモヤモヤになるんじゃないかなと思ったんですよ。思ったんですよ……。

▲めちゃ熱くなるので、下にダンボールを敷いて、いざ……

▲あらあら~?

 収縮した部分が周りのプラ板を引っ張ってきて、めちゃくちゃ歪んでしまいました。なんということだ……

▲やけくそ!ランダムに端からプラ板を熱してみる。

 いや〜、ストレス解消に最適!っていうのは置いといて、なんか面白い素材ができました。ジェット飛行機のモヤモヤにはなりませんでしたが、掌の上の空気を固めたようなモヤモヤっちゃあ、モヤモヤが。

▲こうはならんやろな……
▲気流のように見えなくもない……ターンエーの風。

 でもこれ、プラ板で出来てるので、任意の部分を切り抜いて、ロボットのマントみたいにしたり、クリアーオレンジとかで塗装を施して爆風みたいな表現をするのに結構使えそうじゃないですかね?

▲ハサミで切り抜いてみました。マントみたいなのは結構いけるかも。

 可能性は感じますね……。いろんな曲面の集合体なので、「おっ、この部分はアレに使えそうだな!」という場所が結構見つかったりしてなかなか面白い。ジオラマにもいろいろ使えそうだ。

 しかし、本題の「陽炎」は再現叶わず……。再現方法の情報求ム!!

ハイパーアジア
ハイパーアジア

1988年生まれ。茨城県在住の会社員。典型的な出戻りモデラー。おたくなパロディと麻雀と70’sソウルが大好き。