探してギャルセゾン!/『閃光のハサウェイ』が突き刺さったオレの後出しプラモ捕獲作戦。

 「ハサウェイ観た!?」がリアル友達との挨拶になりつつあるからぱたです。

 いやーすごかったですね『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』。ガンダムというコンテンツでこんなすっごい映像が観られる日がやってくるとは正直思っていなかったし、ガンダムというコンテンツを知らない人でも引き込まれてしまうんではないかと思うくらいの作劇/演出に圧倒されました。

 何よりも「モビルスーツという現実に存在しない兵器」を用いながら、現実に目にしたことのある光や音、UIといったタッチポイントをこれ以上無い密度で散りばめることによって、緊迫した戦闘(とそれ以外のさまざまな作戦、運用)を手触り感のあるものに見せる手腕はお見事すぎ。超感動した……。

 で、劇場を後にした瞬間ガンプラを探しに模型店へ。しかしメッサーはおろか、ペーネロペーもクスィーガンダムも売ってない。しょうがない。店頭に並んだときに即買いしていた人か、発売前に予約していた人だけがジャスティス。

 しかし!探せばあるもんですね。SDガンダムのコーナーをくまなく観ていたらBB戦士No.386 クスィーガンダムがひっそりと残っていました。これは8年前の製品だし小説版のデザインをベースにしているから劇場版とは云々……じゃないんですよ!ほしいもんはほしいねん!!

 ところでハコの右側に書かれたメッサーとギャルセゾンです。主役のクスィーガンダムは化け物みたいな装備で飛行しますが、ふつうのモビルスーツは単体で空を飛べない。ジャンプしかできない。モビルスーツを素早く遠くに運びたいならSFS(モビルスーツを乗っけて飛ぶ飛行機)が必要……というコントラストが劇場版でも徹底的に描かれていて、モビルスーツと同じくらいギャルセゾン(とケッサリア)が重要なメカなんじゃ〜というのが伝わってきます。偉い。ギャルセゾン欲しい……めっちゃギャルセゾンがほしいよ……。なんでプラモがないの……。

 うわー!入ってた!!メッサーを運ぶギャルセゾンだ。もはやワンパーツ。下半分はごっそり省略されているけど、プラスチックで再現されたギャルセゾンはこの世にこれしかないんだぜ……(これまた劇場版とはデザインがちょっと違うけど、今オレは「ギャルセゾンという名前の立体をプラモデルで手に入れたい」としか思っていないので幸せです)。

 ほら……ジョリビーのパスタを食べたくなってきたでしょ……。しかも案外大きい。そしてちょこんとくっついたコクピットがかわいいし、メッサーが必死こいて握るグリップもふたつくっついています(これ、上下抜きでスライド金型を使っていないのにグリップがちゃんとグリップの形になっているの不思議ですよね。実物を見ると「なーんだ!」という感じですが、やっぱり買わないとわからないことがこの世にはたくさんあるのだ)。

 赤いパーツを見るとクスィーガンダムのパーツが4つほどくっついていますが、俺にとっての「本体」は左側のかわいいメッサーであります……。左右の腕はワンパーツ(真ん中の切れ目でカットすれば左右独立して回転するという親切設計)で、ボディは潔い前後分割。オマケ……オマケ的プラモだなお前は……でも愛しいぜ……。

 ギャルセゾンにメッサーを載せて、いざ出撃じゃ……。色使いもあいまって、もはやマクドナルドのハッピーセットみたいな空気感ですけど、いまの俺たちにはナイスなツールとマテリアルがあるからこれも大人気なくかっこいい感じに塗装できちゃうんだぜ。

 ちなみにクスィーガンダムの脚は白と青のパーツ構成が目玉飛び出るくらいの天才ぶりで「そ、そんなところで割ります!?」とぶったまげる設計に驚嘆。これも「完成品」を眺めているだけでは絶対にわからんので、みなさん自分の手で組んでびっくりしてください。めちゃめちゃ頭良いですよこの分割。

 ということで、みなさん血眼で閃光のハサウェイ関連プラモを探していることと思いますが、BB戦士のクスィーガンダムは探すと案外まだあります。しかもほかで立体化されていないギャルセゾンもオマケのメッサーもセットになっているから、閃光のハサウェイに出てきたメカの半分がこれで一挙にゲットできる……(ギャプランとかジェガンは一回置いとこう)。これはもう買うしかないですね。ダバオからは以上です。

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からぱた

模型誌の編集者やメーカーの企画マンを本業としてきた1982年生まれ。 巨大な写真のブログ『超音速備忘録』http://wivern.exblog.jp の中の人。