

Tシャツの季節が到来です。もう暑いしTシャツ以外着たくない! 僕はロサンゼルスアパレルというメーカーが出すアメリカ製のコットンTシャツが大好き。がさっとしていて、地厚。マジでUSAって感じ。3枚くらい持ってれば夏は安心! そしてこのTシャツが好きなのが、タグの部分に管理者の顔がプリントされているんです。道の駅の野菜みたいなTシャツなんです。

こんなことってあるんでしょうか……俺が着ているTシャツを送り出したアニキは「余暇は娘3人とクレイ(おそらく粘土かな?)をこねたり塗ったりしているよ」って書いてあったんです。顔の他に彼のプロフィールまで。それが僕たちのような手を動かす趣味を楽しんでいる。買ったTシャツのアニキがたまたまナイスなホビーファザー……とってもうれしくなっちゃいました! これを着てプラモをガンガン楽しむっきゃない!! そして「顔」が見える大好きなメーカーのプラモの箱を開けたんです。USAからUKへ!

イギリスを代表する、僕の心をいつもワクワクさせてくれるメーカー・エアフィックス。海外メーカーのプラモでは一番楽しんでいると思います。このメーカーはプラモの良さもさることながら、なんかお茶目なんです。そのお茶目な例が「顔」なんです。

エアフィックスがより力を入れているキットや、英国の航空機のキットのパイロットには突如全く知らないおっさんが登場するんです。初めて見た時「え? このキットのパイロットこんなおっさん?メガネかけてるけど?」ってマジで思ってしまいました。大丈夫。そんなことはありません。ホビージャパンnextの英国号を作った時に、エアフィックスのスタッフに尋ねると「開発スタッフの顔を入れてるんだ。一種のジョークだよ。でもこれでパイロットのフィギュアをみんな見るでしょ?」って。いい話ですね。「キットを形にする=まさにその飛行機を操る」様なもの。スタッフはパイロットです。

そして先日の静岡ホビーショーのビーバーコーポレーションブースで見たチェコのメーカー・エデュアルドのスピットファイアの箱絵。こちらでくつろいでいるおじさんたちも、実はエデュアルドのスタッフ。言われなければ全く知らない話ですが、絵の中でなら英国軍の軍服を纏いスピットの前でカッコつけられる。最高の楽しみじゃないですか! そういう遊び心があるメーカーのプラモはやっぱり僕たちを笑顔にしてくれます。一つのイラストにもプラモを楽しんでほしいという気持ちがこもっているんです。

「顔」がそこに見えるだけで、なんだか距離が近くなった気分になれる。Tシャツだってプラモだってそこは同じ。道の駅のお野菜だって。ほっこりしたり、安心したり、ワクワクしたり。そんな気分を「顔」があるだけでもらえる。そして僕たちが感じた想いが次のアクションになる。ニッパーを握りパーツをカットする。あのおじさんの顔を見ながらパイロットのパーツを接着しニコニコする。そんな小さな楽しさが、もしかしたらひとつの模型を完成まで導いてくれるんじゃないか。いや、きっと導いてくれていると僕は思うよ。
