クルマのプラモのウインカーを塗るために「オレ塗料」を作る。

 ウインカー、案外塗るんですよねプラモ作ってると。レースカーも市販車も軍用車両もだいたいウインカー付いてます。んで、そのたびに「裏から銀!表からクリアーオレンジ!」とか、「うわー!銀塗って!乾かして!その上からクリアーオレンジ塗って!めんどくせー!」と絶叫していませんか。オレはしている。

 もうあらかたクルマとか戦車の形になっているのにそこから重ね塗り必須&焦ると銀とオレンジがまだらに混ざってやり直し〜みたいなことが起きがち。気持ち的にはもうほとんど完成、っつうときに繊細すぎる作業が待ち構えているのがプラモのすごいところです。

 そこで私は考えた。まず筆で塗りたい。下地を溶かしたくない。こういうときはエナメル塗料です。下地を侵さず、発色が良く、伸びが良い。そんでもって、「ウインカーに見えれば良い」ということにします。めちゃめちゃ近くで見ない限り、ちょっとギラッと光るオレンジ色になっていればいいんじゃないのか。どうなんだ。

 どりゃー!ということでまずクリアーオレンジをスペアボトルに移動します。このままでもウインカーらしさは出ますが、下地が白とかシルバーじゃない限りキレイに発色してくれません。発色を助けるためにエナメルのクロームシルバーを足します。あんまり足すと「なんかうすら黄色いシルバー」になってしまうので、ごく少量で良い。

 タミヤエナメルのオレ塗料、「メタリックオレンジ」が爆誕しました。エナメルのメタリックオレンジが売られていれば最高なんですが、売ってないので作るしかない。ほとんどクリヤーオレンジってところに少しだけ銀の粒子が入っているのでパキッと発色するのが良い。透け感、ツヤ感がありながら、それなりの隠蔽力と輝きが得られるというカラクリ。

 塗ってみた(ヘッドライトのボックスの中と、ボディのサイドにあるぞ!)。ちょっと小さすぎてわからんかもしれませんが、ウインカーってだいたい小さいですからね。「実物の構造どおりにパーツ化されている」という場合はクリアーパーツをオレンジで染めたほうがいいかもしれませんけど、ただウインカーの彫刻がされているだけ、みたいなときにメタリックオレンジを一発塗っておしまい〜みたいなのが視覚的にオッケーなら、試してみる価値はあります。いやー、一生分のメタリックオレンジが手に入りましたので、本日はお開き!

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からぱた

模型誌の編集者やメーカーの企画マンを本業としてきた1982年生まれ。 巨大な写真のブログ『超音速備忘録』http://wivern.exblog.jp の中の人。