シチズンはフォッケウルフ。好奇心とプラモが合わさる日。

 「ザ・シチズンの0200はフォッケウルフFw190みたいなものか」というクロノス日本語版編集長であり屈指の時計愛好家の広田雅将氏のツイートを見て深く頷く方はどれだけいたでしょうか。このときほど「時計にも飛行機にも関心があって良かった」と思ったことはないです。

 というのも、私は大のシチズン党。ドイツの飛行機もメッサーシュミットよりはフォッケウルフ。「日本の時計といえばセイコーでしょ」と言われるほどのスーパーエースの陰で控えめな値段ながらも年差数秒の高精度クォーツや太陽光発電のエコドライブ、チタンを加工するデュラテクトなどの強みを武器に時計市場を突き進むシチズンはまさにフォッケウルフそのもので、王者セイコーに対して真の実力者と言いたくもなるくらい好きです。

 シチズンは近年、ブローバやフレデリック・コンスタントなどのブランドを傘下に収めながら確実に実力をつけてきました。特にブローバのダイバーズウォッチ「デビルダイバー」の復刻からのサイズ違いなどの展開は名作を現代に蘇らせつつも今の時代にフィットさせる名采配。しかも値段もまぁまぁ安いというところも素晴らしい。

 そんな「シチズン=フォッケウルフ」の図式の中、ぜひとも作りたいのはドイツレベル製のフォッケウルフでしょう。今回選んだのはnippperでも紹介されているTa152。細身の機体からピンと伸びる翼がスレンダーで美しい素晴らしい飛行機です。

 この高いテンションを維持するにはぴったりのキットチョイス。実売1000円を切る価格はまさにお手頃で、シチズンの限られたコストの中で仕事をするというビートと完璧に調和します。箱の中身は「もとフロッグ製」ということで、純ドイツレベルのプロダクトではないものの、だからこそです。そう。「シチズンは様々なブランドを傘下に収めながら力をつけていった」のですから。こちらも間違いないというわけです。

 さて、注目のザ・シチズン メカニカル cal.0200ですが、お値段はなんと60万越え。ロレックスの比較的安価なモデルは買えてしまうくらいの高さです。とりあえず、私は5月の末に発売されるメカニカルダイバーに注目かな……。

クリスチ
クリスチ

1987年生まれ。デザインやったり広報やったり、店長やったりして、今は普通のサラリーマン。革靴や時計など、細かく手の込んだモノが好き。部屋に模型がなんとなく飾ってある生活を日々楽しんでいます。
Re:11colorsというブログもやっています。