花金だ!仕事帰りに買うプラモ。複葉機との距離が縮まる「ウィークエンドエディション」。

▲大好きな色で空を駆けたい

 週末が楽しくなるプラモをフミテシの独断と偏見でお届けする「花金プラモ」。今週は空飛ぶ芸術品とも言える第一次世界大戦の複葉機。複葉機ってレシプロやジェット機よりも遠い存在って感じがしますよね。複葉機のプラモも海外メーカーからのものがほとんどというのもあるかもしれません。でも、今回ご紹介するメーカーのプラモならぐっとその距離が縮まると思います!

▲チェコのメーカー「エデュアルド」の「アルバトロス D.V」

 飛行機プラモをよく作る人にはお馴染みの海外メーカーに、チェコの「エデュアルド」というメーカーがあります。パーツ精度も抜群、シャキッとしたモールドと非常に気持ちの良いプラモを送り出してくれるメーカーです。そのメーカーのプラモシリーズに「ウィークエンドエディション」というまさに花金なプラモシリーズがあるんです。これは通常キットに入っているエッチングを無くしたり、バリエーション再現できるパーツをあえて使用しない指示にしてユーザーが作れる仕様を一つのベクトルに向かわせたりして「サクサク楽しめる」ようになっています(カラーパターンは複数用意されています)。そのようなことをしても「成り立つ模型として設計を考えている」と思うと、めっちゃ信頼できるメーカーだと思いませんか?

▲40分のフライト準備であなたは飛び立てる

 昨今のエディアルドは箱のデザインも清潔感があり、特にウィークエンドエディションはキット仕様を箱で表現しているかのような清々しいデザイン。そして箱を開けると綺麗なビニールにセットされた濃いグレーの硬質な感じがするランナーが僕らの目に飛び込んできます。イギリスのメーカー・エアフィックスは箱を開けると同時に香りを楽しむ。エディアルドは盛り付けを楽しむ。そんなオープンザボックスの瞬間です。

▲シンプルなキットとは対照的な上質なインスト

 コート紙にフルカラーでプリントされたインスト。レイアウトも美しく、このインストを見ながらプラモを作る時間はまさに上質。インストが製作意欲をどんどん沸かせてくれます。

▲ランナー1枚に全てが詰まっています

 そしてこのキットは「ランナー1枚」のみ。これだけのパーツ数で完成してしまいます。これを見たら、週末に組み上げられそうだなと思えるはずです。

▲一次大戦の戦闘機はとってもカラフル。特徴的な柄やマーキングを施すことができるデカールが2枚セットされます
▲パーツはピタピタあっていきます。軸が細かったり、糊代が小さかったりはするので、よく見ながら貼っていきましょう!
▲張り線は僕の心の中に

 チェコのメーカーが考える「週末に楽しむプラモのボリューム感」というものに身を委ねて楽しめるエデュアルドの「ウィークエンドエディション」。このようなプラモだからこそ、少しマイナーな複葉機の模型にも気軽に触れられると思います。複葉機には色鮮やかなものがたくさんいますので、あなたの好きな色「一色」をサッと塗って週末の空に飛ばしてみてください。良い週末を。

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フミテシ

1983年生まれ。月刊ホビージャパンで12年間雑誌編集&広告営業として勤務。ホビージャパンで様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。「ホビージャパンnext」、「ホビージャパンエクストラ」、「ミリタリーモデリングマニュアル」、「製作の教科書シリーズ」などを企画・編集。