ドーバー海峡の白い岸壁が見えるプラモ/エアフィックス スピットファイア Mk.Ia

▲バトルオブブリテンらしい箱絵。

 スーパーマリンスピットファイアは第二次大戦時にイギリス空軍が使用した傑作戦闘機。バトルオブブリテンではホーカーハリケーンと共にドイツ空軍からイギリスの空を守り抜き、それ以降の対独戦でも対日戦でも戦後でも飛び続けた息の長い戦闘機です。エンジンを載せ替え機体をちょっとずつ弄り、武装も時期によって移り変わっていくスピットファイアはどの時期の機体を見ても美しい。ぼくの大好きな飛行機。

 ……どもども。今回の棚からひとつかみはとうとうアレです。念願のスピットファイアです。本当はエアフィックスのMk.Vcが出るまで待っていようと思ったんだけど、なかなか発売されないもんだからさ……!KPモデルのシーファイアMk.Iも楽しみではあるんですが、まずは手持ちの1/72スピットファイアMk.Iaから見ていきましょう。

▲翼下面が白と黒に塗装されてるのは敵味方識別用だったとか。キャッチーでよい。
▲中身はシンプルなパーツ構成。サクっと作れるぞっていう気になるやつだ。

 そんなスピットファイアは模型業界でも人気があり、昔から多くのメーカーからモデライズされとります。エアフィックスは過去にも数度1/72スピットファイアを立体化してるけど、今回は2018年に発売されたキット。ただコレ自体は2010年発売のキットのパッケージ替えですねー。ややこやしい。先日フミテシさんが紹介してた「Mk.Va」とほぼ同等のヤツ。つまり中身はエアフィックスらしさ大爆発のキット!

▲このね、カチっとした深いスジボリがね。

 もうオジサンなので目を酷使しなくてもハッキリ見えるこのディテールが超絶気持ちいい。

▲パブでビールとフィッシュアンドチップス飲みつつ片手でスピット飛ばしながら「ほらほらちょうかっこいい!」って語りたい。
▲ブンドドしやすいように収納状態の主脚が入ってるのも嬉しい。

 なんですかね、このエアフィックスのスピットファイアの存在感ってのは。パっと見、他メーカーのスピットと比べるとディテール表現なんかはちょっとなーと思いつつ、少々オーバースケールなんだけどそうじゃないこの頃のエアフィックスのディテールの「ほらバキっとしてていいでしょ!ミニチュアですよこれは!」というアピールがタイヘン宜しい。もちろん塗装する時もなんかこう、筆塗りでぺたぺたするのも楽しそうだよねって思わせるんですよねえ。

 組みあがったスピットを飛ばしてるとドーバー海峡が見えてくるんですよ。ドーバーの白壁をバックに美しい楕円翼を上から眺め、ドイツ軍機を見つけてブワーって旋回して駆け上がる姿をボンヤリと想像しちゃうんです。なんて幸せな模型なんだ。いいよねエアフィックスのスピット。ではまた。

内藤あんも
内藤あんも

1977年生まれ。戦車道とスピットファイア道を行き来する模型戦士。生まれ育ちは美濃の国、今はナニワ帝国の片隅でプラモデルを作る日々でございます。