物量は勝利のカギ!まとめて作れるジェリカンのプラモであっという間に山積み大作戦。

▲山盛りテンコモリでございます

 みなさんジェリカンってご存じでしょうか。マンションとかだと使用NGだったりするんですが、冬場に大活躍する灯油ストーブ。これの燃料となる灯油を手で運ぶ時にポリタンクに入れたりしますよね?アレの大元になったものだと思っていただければOKです。もともとは軍用としてデザインされて、第二次世界大戦前にドイツ軍が生み出したモノ。今でもほぼそのまま同じデザインで各国で使われ続けており、ナニゲにロングセラーアイテムと言えるんでしょうねー。

 第二次世界大戦中にドイツ軍がこの燃料缶を使ってて、イギリス人やアメリカ人がその便利さに驚いてジェリー(ドイツ軍野郎)のカン、すなわちジェリカンという名前で呼ばれるようになったとの事。イギリスはまんまコピーして使ってますし、アメリカはアレンジして大量生産しております。ということで、今回はこのアメリカ軍のジェリカンのプラモデルのお話です。

▲パッケージ。こんな感じの写真も実際見かけるので連合国軍こわい
▲バリューパックとな…!?
▲背面は説明書。なるほどバリューパック!

 もちろん実物のジェリカンは一人で運べるサイズで、これまでのプラモデルだと一個ずつの形状で商品化されています。今回このキットは8個連なった状態での立体化……!話は前後しちゃいますが、このナイスアイディアプラモを出してくれたのは「ゲッコーモデル」というメーカー。2018年から活動している香港を拠点とした新興メーカーです。出してるアイテムは1/35のミリタリーモデル。戦車も出していますがトラックやフィギュアセットなど、痒い所に手が届くメーカーとして注目されてますね。

▲パーツはこんな感じ。同じランナーがぎょうさん入ってます。スライド金型多用。
▲よく見るとすげー細かく彫刻が入ってる。
▲組みあがるとコレなわけで。手前が燃料缶、奥が水缶。

 アメリカ軍が使っていたジェリカンには燃料用と飲料用水缶の二種類がありまして、外見はほぼ一緒なんですが注ぎ口の形状が大きく違うのがポイント。ミリタリーモデラー的にはこの水缶の注ぎ口が大量に手に入るという嬉しさがありましてね……!まあそれはともかく物資豊富なアメリカ軍(連合国軍)の象徴的な演出としてのこのジェリカン山積み情景に持ってこいなアイテムとしてアナウンスされた時からざわざわしていたキットです。

 そりゃ「一個ずつバラバラ」のジェリカンはそれこそ40年前からプラモデルはあったんですが、このガレージキットテイスト溢れる商品がプラモデルで出るという嬉しさがね!なんかね!おじさんたちは嬉しいのです。トラックに山積みしたいなあ!

▲減ってない。

 ま、問題は「結局同じ作業を延々繰り返さないといけない」ということなんですけどね……!晩酌やりながらちびちび組みましょう。ではまた!

内藤あんも
内藤あんも

1977年生まれ。戦車道とスピットファイア道を行き来する模型戦士。生まれ育ちは美濃の国、今はナニワ帝国の片隅でプラモデルを作る日々でございます。