
模型を楽しんでいる人の数だけそれぞれの思いがある。そしてそれは僕にももちろんある。そんなことを話したい。僕の模型自身。

接着剤不要のスナップフィットのガンプラやキャラクターモデルのプラモばかり作っていた頃には、本当にこの接着剤の存在を知りませんでした。「流し込み接着剤」。
模型誌で見る戦車も飛行機も艦船模型も車模型も、みんなピシッと綺麗に接着されていて、「パーツを接着します」のひと文だけで終わることに「この人たちはすごい接着がうまいんだな!」と何も知らない僕は本気で思っていました。
しかしそれは今思えばなんてことない「流し込み接着剤」を使い慣れているということだけだったのです。薄い金属でできたエッチングパーツを瞬間接着剤で綺麗に貼るのは大変だけど、プラスチックのパーツを「流し込み接着剤」で貼ることは、多くの人が楽しくかつ綺麗にできることだと思います。僕自身、この「流し込み接着剤」を手にしただけで、スナップフィットの模型から解き放たれました。そして接着剤を使うことへの恐怖も無くなり、数多くのプラモを楽しめることができる様になったのです。


流し込み接着剤は「パーツとパーツが合わさった隙間」に、蓋についている筆をチョンと置くと接着剤が流れ込んでいきます。難しい動作は必要なく「合わせ目に筆を置くだけ」です。これだけで模型のパーツが接着され、組み上がっていきます。





次に出会ったGSIクレオスの「Mr.セメントS【流し込みタイプ】」は僕の大好きなモデラー、Takumi明春氏がモデルグラフィックスのHow toで使用しており、「こんなに艦船模型がうまい人が使っているなら俺も使ってみるか!」と思い手に取りました。筆は太めでしっかりと接着剤が流れます。
このMr.セメントS【流し込みタイプ】最大の特徴は「速乾性」にありました。艦船模型の塗ったパーツを接着した時に、速乾なので塗料が溶け出す前にパーツが接着された時は驚きました。この接着剤と出会ってから「塗装後のパーツの接着」が怖くなくなったのです。

GSIクレオスのMr.セメントS【流し込みタイプ】を愛用していた自分の前に現れたのが「タミヤセメント(流し込みタイプ)速乾」。タミヤならではの細い筆で、ピンポイントで接着部分を攻めることができる速乾性の流し込み接着剤は1度使っただけで心を奪われました。実はタミヤの使い切った流し込み接着剤の容器に、GSIクレオスのMr.セメントS【流し込みタイプ】を入れて自前の「細筆Mr.セメントS【流し込みタイプ】」を使っていた自分には本当に嬉しい接着剤でした。また隙間にしっかり流れ込んでから乾燥する絶妙な速乾時間も素晴らしいです。

工具・マテリアルはメーカーの切磋琢磨の連続。タミヤの速乾に続き、GSIクレオスは元々速乾だった「Mr.セメントS【流し込みタイプ】」に”パワー”を追加。接着面積が少ないものや、小さいパーツの接着にさらなる威力を発揮! 流し込み接着剤の中でも1番の力持ちです。
流し込み接着剤だけでも模型を完成させることはできます。でも流し込み接着剤の特徴を知った上で、一番定番ともいえるプラスチックモデル専用接着剤「タミヤの白蓋」ことタミヤセメントも併用すると、もうあなたに怖いものは無し! です。





プラモが接着剤と分かれていくと僕たちも接着剤との距離が開いていく。世界中にある模型の多くとは接着剤があるだけでお友達にもなれますし、なんならスナップフィットの模型でも接着剤を多用してみんな楽しんでいますよね。このような流し込み接着剤のように「使いやすくて快適な接着剤」は世の中にたくさん登場しています。もうあなたの手がべたべたになったり、パーツがぐちゃぐちゃになったりする可能性は限りなく低くなっており、きれいに模型を楽しむことができます。僕がかつて味わった「え? くっついた!」と言う感動をぜひ1人でも多くの人と共感して模型を楽しみたい……流し込み接着剤でたくさんの人の「模型が楽しい!」と言う思いをどんどんくっつけていきたいですね。