“戦車模型のアニキ”と500倍仲良くなれる!! 「玄光社 作画のための第二次大戦軍服&軍装資料」

▲ アニキ達とこの本で仲良くなろうぜ!

 僕は戦車模型を盛り上げてくれるミリタリーフィギュアのことを尊敬の念もこめて「アニキ」と読んでいます。アニキ達は各軍ごとに本当にバラエティ豊か。今でもこの装備何?となること多数です。そんな時に、僕がよくお世話になっているのが今回ご紹介する本、玄光社の「作画のための第二次世界大戦軍服&軍装資料」です。人気イラストレーター・daito氏(「リトルアーモリー」シリーズのパッケージイラスト、武装女子高生が本当にかわいいです!)と、ミリタリーイラストの重鎮・上田信氏によるスーパーコラボブックです。カラーイラストも豊富で豪華な誌面になっています。

▲上田氏による細部まで分かるイラストと解説でスイスイ頭に知識が入っていきます
▲タイトル通り作画のための本なので、daito氏による軍装の特徴をうまく拾いながら(いわゆるデフォルメ)イラストを仕上げるための解説が多数掲載されます

 この本は「作画のため」というタイトルがキモです。そのために絵の描き方の前に、軍服や軍装ってどんなものなの?という基本的な知識を上田氏による詳細なイラストとともに掲載されます。それを知った上で、イラストレーターのdaito氏の着眼点と描き方を読者は読むことで、作画する時のデフォルメがより説得力あるものへと仕上げることができますよ! という提案的内容となっています。

 なんだかこれって「模型」にも共通することが多いですよね。本書は第二次世界大戦の主要7ヵ国が収録されていますので、戦車模型のメインストリームである大戦期のプラモにはもってこいです。

▲ドイツ戦車を作れば必ずご対面するアニキともっと親密になっちゃおうぜ!
▲僕らのおじいちゃんやひいおじいちゃんがこんな格好をしていたんですよね

 多数の軍装が収録されながらも重たくない内容で、本当に気軽に読める本書。プラモを作りながら読んだり、気が向いた時のパラ読みにもオススメです。アニキ達と仲良しになる初めの一歩には本当に良い本だと思います。この本を読んだ後に古着屋さんやユニクロとかでミリタリーものを見ると「あ、これはアレだし、あの服のディテールを拾ってるのか〜」なんて感じの楽しみ方もできて服選びも楽しくなりますよ。

 ネットで調べれば出てくる世の中ですが、こうやって1冊にしっかりまとめられている本はいつの時代も良い物ですよね。プラモ作りが楽しくなる1冊として超オススメです! 

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フミテシ

1983年生まれ。月刊ホビージャパンで12年間雑誌編集&広告営業として勤務。ホビージャパンで様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。「ホビージャパンnext」、「ホビージャパンエクストラ」、「ミリタリーモデリングマニュアル」、「製作の教科書シリーズ」などを企画・編集。