指先サイズのプラモで戦車がドン!1/144の限界を超えた彫刻で蘇る豹

▲食玩みたいだね!(前回と同じ出だしだ……

 ということでですね!前回の記事から続く「ユースターホビー」にリベンジでございます。紹介するのはユースターホビー製1/144パンターD中期型。今回こそは……!!

▲意外と多いランナー数と輝くエッチングパーツにデカールも。

 パンター戦車といえばドイツ軍の中でもスタイリッシュな外見で人気の車種。模型自体は古今東西世界中のメーカーが立体化しており、1/16から1/700まで選びたい放題でございます。多分もっと小さいモケイもあるんじゃないかな?(ホントに!?)

 そんな中ユースターホビーはパンター戦車の中でも初期に生産されたD型をモデライズ。この型を選んだ事でこれ以降のA型やG型になるとなくなっちゃう砲塔側面のスモークディスチャージャー(煙幕弾発射装置)が必要となり別パーツ化されるという結果に…!

▲ディテールは恐ろしいほどシャープ。そして深い。

 これは「ランナー飲み」が出来るやつ……。シャープな彫刻を愛でながらお酒飲めますな! 足回りは所謂ロコ式(転輪とキャタピラが一体造形されてるやつ)。分かりにくいんですが、第一転輪と第二転輪の隙間がね!キャタピラのセンターガイド(内側のトゲトゲしたやつ)もコミコミでのもの凄い奥行を感じさせる立体感。車体側面の装備品ラックのOVM(スコップとかオノとか)の隙間もね! この画像だと消火器とか別パーツに見えるんだもん……。

▲アンダーゲートも装備

 パーツが小さいからこそ表面に傷をつけない為のアンダーゲート(パーツの横ではなく下に潜り込んだ切り取りポイント)なんかもちゃんと設定されてて安心でありますな。ありがてえもんです。

▲出来上がるととても気持ちよい

 組み立てにはパーツの小ささもありそれなりに時間もかかるし、ゲートやパーティングラインなんかが残ってると隙間ができやすいのでそこんところは注意する必要もあります。エッチングパーツは足回りを守るシュルツェン(板状の増加装甲板)に使用。時期によっては取りつけなくてもいいので使わない選択肢もアリ! 件のスモークディスチャージャー、現物は三本の煙幕弾発射筒が微妙に放射状に広がっているんですが、それも再現されてるんですよ…恐らく!(パーツが小さいので整形時に歪んだのかも知れぬ)

 ……とまあ前回のマウスではちょっと出鼻をくじかれたところもありましたが、ユースターホビーの本気がヒシヒシと伝わる模型でした。パンターなら机の上にズラリと並べてツィタデレ作戦ごっこが出来る!となると相手役のT-34がほしくなるなあ……!そんじゃまた。

内藤あんも
内藤あんも

1977年生まれ。戦車道とスピットファイア道を行き来する模型戦士。生まれ育ちは美濃の国、今はナニワ帝国の片隅でプラモデルを作る日々でございます。