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戦車模型の“水陸両用”の代表格を手のひらサイズで楽しめるプラモデル/「ピットロード 1/144 陸上自衛隊 水陸両用車 AAV7」

▲1/48戦車模型を一斉攻撃!! ピットロードの1/144戦車模型はたくさん揃うと楽しさ倍増!!

 戦車模型を気軽に触ってみたい! しかもかっこいいの!! という俺のような少年ボーイに超オススメしたいのが「ピットロードの1/144スケール戦車模型」。手のひらサイズどころか、指でつまめるほどのミニミニサイズの中に、ぎゅうぎゅうに濃いめのディテールが刻まれていて、完成するとめちゃくちゃ存在感があるプラモ。一箱に複数輌入っているので、すぐに多数の車両を並べてニヤニヤできます。

▲今回は陸上自衛隊にも配備されている水陸両用車「AAV7」をご紹介します!!

そんなピットロードの1/144スケール戦車模型から今回ご紹介するのが「陸上自衛隊 水陸両用車 AAV7」です。こちらの車輌ですが、まずは1970年にアメリ海兵隊でLVTP7(Landing Vehicle,Tracked,Personnel 7)の名称で運用が開始されます。タミヤの1/35スケール ミリタリーミニチュアでも「シードラゴン」「アップガンシードラゴン」というタミヤ独自のかなりかっこいい名前でプラモ化されています。1984年にAAV7(Assault Amphibious Vehicle,personnel 7)に改修。さらに1998年にはエンジン及びサスペンションがM2ブラッドレー歩兵戦車と共通化されました。登場から、水上浮航能力を有する水陸両用装甲兵員輸送車輌の代表として活躍しています。

陸上自衛隊は1998年以降のタイプを導入しており、現在は2018年に新設された水陸機動団戦闘上陸大隊 第1・第2戦闘上陸中隊で運用されています。

▲本キットの大トロパーツ。小さなパーツにディテールが凝縮されています。かっこいいぜ

 本キットは一箱で3輌のAAV7を作れます。さらに人員輸送型、指揮通信型をパーツ選択して作り分けもできるので、一箱の中でそれぞれの違いも楽しめます。なんてお得なんでしょう!

▲同じパーツ構成のランナー(プラモのパーツが繋がっている枠のこと)が3枚セットされます
▲ミニスケールの戦車模型といえばこれ!! 転輪と履帯が枠の中ですでに完成しています

 1/144スケールのような小さな戦車模型は、少ないパーツ数で「そのモチーフらしく見える」という見立てを重要視しているものも多いです。ピットロードの1/144スケール戦車模型は、その最高峰と言えるもの。特に足回りは極力簡略化して組み立てやすさを向上しながら、きちんと見映えも満足できるものとなっています。

▲車体は箱を組むように、各面の装甲を接着していきます。パーツ同士もピッタリと合いますし、接着ガイドもあるので流し込み接着剤をパーツの隙間に流し込むだけで、サクッと完成します
▲あっという間に2輌完成!! 手前が指揮通信型。奥が人員輸送型
▲ティーガーIよりもボリュームがあるので、1/144スケールでもなかなかの存在感!

 装甲脇のアタッチメントのディテールなんて誇張されまくりで、かなり味濃いめでしょ! このくらいしっかりとモールドされていると、ミニスケールのプラモでも存在感抜群。組んだ後の満足度も高くなるんですよ〜。陸上自衛隊からは10式や16式なども発売されています。1/144スケールで、ピットロードのこの仕様なら、ガンガンコレクションできますね! とってもかっこいい水陸両用車「AAV7」、ぜひ作ってください!!

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フミテシ/nippper.com 副編集長

1983年生まれ。月刊ホビージャパンで12年間雑誌編集&広告営業として勤務。ホビージャパンで様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。「ホビージャパンnext」、「ホビージャパンエクストラ」、「ミリタリーモデリングマニュアル」、「製作の教科書シリーズ」などを企画・編集。

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