掴みどころのないヤツら/グラブ・ユア・タミヤの小型恐竜セット。

 タミヤの小型恐竜セットを組んだら大層感動してしまい、こんな少ないパーツ数でいろんなカタチの恐竜がジャラジャラジャラーっと自分のものになるのが最高に嬉しいということに気づいてしまったんザマス。この緑色のプラスチックのままでもラコステみたいで面白いじゃんか〜と思いつつ、「オレたちは何色なんだ!?」と叫んでいるようにも見えるので、塗りたい。

 仕事の合間とか晩飯食べたあとに、水性カラーで好きな色をチョイチョイと小筆で塗る。なんてカッコいい趣味なんだ……。余暇 is 合間の時間であってくれると最高だと思う。巨大なプラモも小さなプラモもやる気全開&丸一日どフリーじゃないと手がつけられないとかになるとプラモがどんどん増える。大変ですね。800円かそこらのプラモですから、ちょっとしたランチをペロッといただくくらいのテンションで食べたいんです!

 プラスチックの地にそのまま塗れるのが模型用塗料なんだけど、色によってはムラになったりすることがあります。そもそもつるつるしたプラスチックの肌には塗料の粒子が引っかかって定着するきっかけがあまりないので、プラスチックの表面を溶かす溶剤が入っていない水性塗料は下地塗料を塗っておいたほうが塗っているときに気持ちが良いのです。よし、下地塗料を塗ろう。サーフェイサーというやつです。

 しかしつまむところがないねキミ……。手で持って下地塗料吹いたら手が汚れるし、クリップで掴んだところには下地塗料が乗らないし、これは困った。ということでブルタックの出番なのです。ひっつき虫でも良い。

 台座の裏側やワニの腹の肉抜き穴にメチョーっとブルタックをくっつけて、それをクリップでつまめばOKだということに気づいてから、プラモにとりあえず下地塗料吹いておこう(鶏肉に下味をつけておこう的な考え方。食いたいときに焼いて食えるのが最高)というのがすごく楽になりましたね。

 黒くしておけば影色にもなってくれるし、水性塗料をおもむろにパカーッと開けて塗り始められる。時間配分みたいなことを考えると、休みの日にグリグリと集中してひとつの作品に手を付けるのもいいけど、むしろ休みの日にガーッとたくさんのプラモの下ごしらえをしておいて、毎日ちょっと触れるプラモが身の回りに複数あるとわりと楽しめるのではないかな、とか思っています。

 みなさんも、休みの日に小さくてカタチの良いプラモデルを片っ端から組んでカタチを楽しみ、とりあえず下地塗料だけ吹いておくというの、やってみませんか。趣味だからこそ、細く長く思い立ったときに手軽に触れるのが持続の秘訣。平日は疲れてプラモ触る暇がちょっとね……(キリの良いところまで作業するにはちょっと時間がかかりすぎるのがプラモの特徴だよね)というアナタも、もしかしたら「5分だけ塗ってみるか!」みたいな付き合い方にシフトできるきっかけができるかもしれませんぞ。

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からぱた

模型誌の編集者やメーカーの企画マンを本業としてきた1982年生まれ。 巨大な写真のブログ『超音速備忘録』http://wivern.exblog.jp の中の人。