週刊少年プラモデル

 ジャンプ、マガジン、サンデー、チャンピオン。毎週日替わりでコンビニや本屋に並ぶワクワクする少年誌。グラビアを載せるなんてことは珍事!ジャンプに50周年合同企画を行ったマガジンとサンデー。独自の世界観の作品が多く「チャンピオンっぽい(他誌ではこうはならないだろう)」という風土を持つチャンピオン。あなたの推しはなんでしょう。私は、爽やかで大人も読めるドラマ性のある作品が安定して掲載されるサンデーが好き。今は『第九の波濤』、『龍と苺』、『あおざくら』……中東などで大ヒットを飛ばす『古見さんはコミュ症です』、いやいや他にも。というわけでサンデーを一推ししています。部屋に残った漫画も「帯をギュッとね!」を筆頭にサンデーの掲載作品ばかり。

 そんなサンデーですが、どうにも取り扱いが少なめ。駅前のコンビニにはあるけど家から1番目と2番目に近いコンビニにはありません。仕事帰りに、買い逃すともう大変。何せ、週刊誌なのであっという間に次の号の足音が。

 緊急事態宣言もありあまり外を出歩かなくなりまして、サンデーも「電子版で買えば良いのでは」と思いたち早速ポチり。これなら処分し忘れて山積みにもならないし、前の号もいつでも読める!と思いきやちょっと違和感があります。その正体は、紙の色でした。

 この手の雑誌はグレートーンの緑やピンク、黄色や、青などさまざまな色の紙で印刷されて一つの束になってるのですが、電子版は白黒の世界。もちろん読むには問題ないし、真っ黒なベタ面もかすれることなく綺麗に表示されますが、目が喜ぶのは沢山の色のついた紙。これは、完全にプラモの成型色ですね。

 白黒の電子版を紙に寄せようとして薄緑や薄ピンクの地の色がついたところでそれは「塗られた色」なので、やっぱり何か違う気がします。タミヤの戦車や兵士たちはさまざまな色があって最高。たくさん並べると、すごいですよ。塗っていないのにそれぞれが別のチームだというのがわかります。飛行機なんかもたまにある赤や黄色、青の成形色は最高ですね。「グレーがデフォルト、塗っちゃうから別に」というプラモも、グレーが嫌なら単色で塗っちゃえば良いかなと思ったりもしますが、僕らの週刊少年誌のように、素材そのものに色がついたものがわらわらと並ぶ姿は、静かな賑やかさとプラモデルそのものの良さを引き立てているんだなと思いました。

 最近は箱を開けても「やっぱりグレーか」なんて思うことが多く、白黒のジャンプやサンデーがなんだか盛り上がりにかけるのと同じような気分。私やみんなもきっと色とりどりの成形色「わっ!」となる感じをもっと味わいたいので、ブルーエンジェルスの飛行機が紺だったり、イギリスやアメリカ、ドイツの兵士がいろんな緑だったりすると絶対楽しいと思うんです。たとえば、ドラッグストアに行けば棚に色とりどりのプラ製のボトルがあるように。

クリスチ
クリスチ

1987年生まれ。デザインやったり広報やったり、店長やったりして、今は普通のサラリーマン。革靴や時計など、細かく手の込んだモノが好き。部屋に模型がなんとなく飾ってある生活を日々楽しんでいます。
Re:11colorsというブログもやっています。