
先輩「これ、木なんだぜ」。
俺「え?プラでしょ」。
先輩「実機だよ!」
俺「??」
スケールモデルのキットをなんも知らなかったころ、先輩との掛け合いで記憶にぶち込まれたイギリス軍の全木製多用途機「デ・ハビランド・モスキート」。航空機としても傑作機なのですが、今回ご紹介するタミヤの1/72 モスキートのプラモも激ヤバな完成度なんです!1650円でこんなすごいプラモを楽しむことができるのでまじでオススメしたいです。
タミヤは1/72の他に1/48、1/32と飛行機模型のメジャースケール全てにおいて、モスキートをプラモ化するほどモスキートに夢中なメーカー。タミヤの夢中のバトンを僕たちが受け取って形にしようぜ〜〜!

“戦闘機を振り切る高速爆撃機”を目指す設計思想!そんなん無理やろ〜っと思える大きな目標が傑作機を産むんですね。大きな目標に向かう姿。モスキートを作るとそんなことを思ってしまうフミテシです。機体の大部分は薬剤処理により強化された木材を使用。金属材料はエンジン周辺や主脚などわずかです。
木製にすることで貴重な金属材の節約、英国の木工産業も生産に導入できる利点も生まれました。モスキートを開発したデ・ハビランド社は高速木製機の開発に豊富な経験を持っていたので、その経験を遺憾なく発揮しました。

全金属製の航空機がバンバン出てくる第二次世界大戦の中で、防御武装のない点や木製構造で本当に大丈夫なの?と難色を示される中、1940年11月の初飛行でモスキートは最高時速約630kmを叩き出します。この記録は後に英国にとって「救国の戦闘機」と呼ばれるスピットファイア の最高時速580kmを大幅に上回るものでした。さらにモスキートは何役もこなせる柔軟性があり偵察機型、爆撃機型、戦闘爆撃機型、夜間戦闘機型など用途に合わせて数多くのタイプが生産されます。ヨーロッパ戦線ではドイツ軍を、太平洋では日本軍にも大打撃を与えるなど、枢軸国陣営にとってはまさに「蚊」のように厄介な相手となったのです。











The Wooden Wonderと称された驚異の木製機「デ・ハビランド・モスキート」。エンジンを2基搭載する双発機の迫力あるスタイルと、優美なラインを楽しめる素晴らしい航空機。タミヤのプラモは多数のバリエーションが発売されていますが、どれを買っても大当たりなんで安心してください!
スピットファイア、ランカスターと第二次世界大戦の英国機を代表する「モスキート」。一度作ると何度も作りたくなる魅力満載で、すでに僕もおかわりしたくなっています! ぜひタミヤの超傑作キットで楽しんでください。早速塗装するぜ!またね〜。
