新次元の組み味。『ドラゴンギアス』の人間プラモの躍動感に痺れる!

 コマがマックスファクトリー製のプラモデルでめちゃくちゃカッコよさそう!ということで一般販売に先駆けてキックスターターで手に入れた「ドラゴンギアス」。最近、家族とプレイしているのですがかなり面白いです。

▲心理戦要素の高い戦略ボードゲーム。1人プレイ用のロールプレイングカードも入っていてソロでも楽しい。

 サイコロを使わないルールなので自分の選択で行動の良し悪しが決定される点、伏せたカードで攻撃と移動を繰り返す「不完全情報ゲーム」である点が、麻雀好きな私にとっては結構ツボです。

 さて今回は騎士団側の兵隊ゴマ全7体を組み立てていきます。

▲黒いドラゴン側とは対照的に真っ白でチェスの駒みたい。モコモコして面白い造形だが……

 おや……ドラゴン側よりもパーツがかなり少ない。なんとなくですが「パーツ点数を可能な限り減らした上で、どこまでダイナミックなポージング、細かいディティールを入れられるか」に挑戦しているように感じ取れます。

▲「騎兵」と「重装兵」の2体ともたった5パーツという構成。ほとんど出来てないか?足や頭がランナーからはみ出ていてもう立体的だ。

 プラモデルのパーツは、金型の凹凸でしか造形を表現できません。そのため入り組んだ造形にする為には、パーツを複数に分割しなければなりません。そのため、どの部分で分割して、どのような角度で金型に配置するかによってパーツ構成が大きく変わってきます。「この部分は特にリアルにしたいから別のパーツにしよう」「ここは一緒のパーツの方が組立が楽で丈夫だな」「分割をここにすれば目立たないぞ」……という取捨選択、アイデアによってプラモデルが生産されているわけです。それが最近は、3DCAD/CAMによる製作技術が取り入れられることによって十数年前では考えられないような面白い分割の形をしていることがあるんですよね。そんな最新のプラモデルが楽しめそうな予感がプンプンにしますよコイツは。おはようプンプン。

 閑話休題。さてそれではプラモ工具三銃士、「ニッパー」「デザインナイフ」「流し込み接着剤」を用意して組立てていきましょう。

▲ゲートをほんの少し残してパチ……
▲デザインナイフで削るとキレイに仕上がります。(写真の向きでナイフを使うと危ないので注意してね!私は思念体なので大丈夫です。)
▲パーツが少ないので先に切り出すのがオススメ!たった5パーツなのにディティールはモリモリの重装兵。
▲騎兵、鳥と人間が一緒に造形されいるだと……

 プラモデルを作り慣れている私でも、ラクチンというのは楽しいものです。スーパーマリオ1-1をクリアする楽しさに近いですね。

▲パーツをやさしく指で押さえて、速乾の流し込み接着剤でチョンッと触れてやればすぐにピタっとくっつきます。指に接着剤が流れないように注意です。(誰もが通る道。)
▲ものスゴイスピードで2体が完成しました!切り出して接着して体感的には5分くらい?チョー気持ちいい!(100m平泳ぎ優勝)
▲さてこちらは騎士団中で一番細かい彫刻があしらわれた「衛生兵」です。輸血パックみたいなチューブとか、よく1パーツになったな……すごい。
▲というのも、衛生兵の彼(イケメン)はパッケージでちゃっかり主役みたいなポジションにいますからね。プラモの造形においてもイケメンは優遇されるのです。ぐぬぬ。(私は思念体なので大丈夫です。)
▲対してこちらはパッケージでも目立たない上に、ゲームでも専ら盾替わりに使われる「工兵」君。しかし造形は一番アグレッシブですよ!
▲個性豊かなポーズの騎士団がどんどん出来上がりますね~。
▲さて大トリの「騎士長」も5パーツですが、分割がすごいことになってます。これを見ただけではどう完成するのか皆目見当がつきませぬ。
▲人馬(鳥)一体になりすぎていて最早どうなっているのかわからないのですが……
▲あら不思議。2パーツくっつけただけでこれか!
▲今度は腕とマントが一体になったパーツを上から被せる様子。どう設計したらそうなるんだ。魔法の様に躍動感のあるカタチになっていきます。
▲あっという間にできた……
▲”固定”ポーズだからこそ”動き”のあるプラモデルです。

 手の表情、たなびくマフラー、微妙な体のひねり。固定ポーズでしか表現できないことがある!と云わんばかりの造形です。少ないパーツ構成で組み立ても簡単。まさに固定ポーズのメリット満載。こういったプラモデルを7体もあっという間にバチバチ組み立てられるので最高におもしろい。

▲ドドドド……ドラゴンを一匹残らず駆逐してやる……!

 前回の超ディテール・ドラゴン軍団と、今回の躍動感に溢れ超スピードで組み上がる騎士団。デザインだけでなく、プラモデルの構造まで特徴の違うプラモが存分に楽しめる「ドラゴンギアス」でした。

 それになんといっても普通のプラモデルと違って、完成したらそれで終わり!じゃなくて、自分で作ったコマでゲームをプレイする楽しみが待っています。ということで私もこれから、ちょこちょことミニチュアの塗装を楽しみつつ、ゲームに興じようと思ってます。その様子はまた別の機会に。それでは!

ハイパーアジア
ハイパーアジア

1988年生まれ。茨城県在住の会社員。典型的な出戻りモデラー。おたくなパロディと麻雀と70’sソウルが大好き。