コマがマックスファクトリー製のプラモデルでめちゃくちゃカッコよさそう!ということで一般販売に先駆けてキックスターターで手に入れた「ドラゴンギアス」。最近、家族とプレイしているのですがかなり面白いです。

サイコロを使わないルールなので自分の選択で行動の良し悪しが決定される点、伏せたカードで攻撃と移動を繰り返す「不完全情報ゲーム」である点が、麻雀好きな私にとっては結構ツボです。
さて今回は騎士団側の兵隊ゴマ全7体を組み立てていきます。

おや……ドラゴン側よりもパーツがかなり少ない。なんとなくですが「パーツ点数を可能な限り減らした上で、どこまでダイナミックなポージング、細かいディティールを入れられるか」に挑戦しているように感じ取れます。

プラモデルのパーツは、金型の凹凸でしか造形を表現できません。そのため入り組んだ造形にする為には、パーツを複数に分割しなければなりません。そのため、どの部分で分割して、どのような角度で金型に配置するかによってパーツ構成が大きく変わってきます。「この部分は特にリアルにしたいから別のパーツにしよう」「ここは一緒のパーツの方が組立が楽で丈夫だな」「分割をここにすれば目立たないぞ」……という取捨選択、アイデアによってプラモデルが生産されているわけです。それが最近は、3DCAD/CAMによる製作技術が取り入れられることによって十数年前では考えられないような面白い分割の形をしていることがあるんですよね。そんな最新のプラモデルが楽しめそうな予感がプンプンにしますよコイツは。おはようプンプン。
閑話休題。さてそれではプラモ工具三銃士、「ニッパー」「デザインナイフ」「流し込み接着剤」を用意して組立てていきましょう。




プラモデルを作り慣れている私でも、ラクチンというのは楽しいものです。スーパーマリオ1-1をクリアする楽しさに近いですね。












手の表情、たなびくマフラー、微妙な体のひねり。固定ポーズでしか表現できないことがある!と云わんばかりの造形です。少ないパーツ構成で組み立ても簡単。まさに固定ポーズのメリット満載。こういったプラモデルを7体もあっという間にバチバチ組み立てられるので最高におもしろい。

前回の超ディテール・ドラゴン軍団と、今回の躍動感に溢れ超スピードで組み上がる騎士団。デザインだけでなく、プラモデルの構造まで特徴の違うプラモが存分に楽しめる「ドラゴンギアス」でした。
それになんといっても普通のプラモデルと違って、完成したらそれで終わり!じゃなくて、自分で作ったコマでゲームをプレイする楽しみが待っています。ということで私もこれから、ちょこちょことミニチュアの塗装を楽しみつつ、ゲームに興じようと思ってます。その様子はまた別の機会に。それでは!