超ディティールの洪水!『ドラゴンギアス』のクリーチャー・プラモは”魔性”の組み味。

▲大きいランナーで3体。小さいランナーで2体×2枚=4体のドレークが完成します。もうこの状態でクリーチャー感ハンパ無い。これがプラモ……

 国産ミニチュアボードゲームのニューカマー『ドラゴンギアス』! 2月に一般販売を控えておりますが、クラウドファンディングで早めに手に入れることが出来たワタクシ。さっそく駒のミニチュアプラモデルを組み立てて遊んでみます!とにかくスゴイから見てくれ!

 前回は大ゴマを組み立てたので、今回はドラゴン陣営側の兵隊ゴマである「ドレーク」全7体を組み立てていきます。

 ドレークとは、謎の生命体「ドラゴン」によって変異させられた地上の生物です。大型化、凶暴化、知能的になりドラゴンを守護するようになるとのこと。馬やゴリラなど馴染みの生物にドラゴン的、悪魔的フレイヴァーを取り入れてクリーチャー化しているのですが、とても不気味なカッコよさがあります。

 この設定、実によく出来ていると思ってます。人は知っているものと”少し違う”ものに恐怖を抱いたり、興味を惹かれる傾向があるんですね。神話や伝承でも悪魔は羊や蠅など畜生の姿をしていますし、のっぺらぼうとか口裂け女とか、人の容姿をしていながら何かが少し違うものは不気味ですよね。それに、まったく見たことの無いオリロボのイラストよりも、モビルスーツを少しアレンジした絵の方がSNSでバズりやすいなんてのも自然の摂理です。これからのドラゴンギアスの展開で、どんな動物が「怪物」となって登場するのかとっても楽しみ。

 さて余談はここらへんにして、プラモ3種の神器、「ニッパー」「デザインナイフ」「流し込み接着剤」を用意して組立てていきましょう。

▲ドレークの指揮をとる「ヘルムドレイク」です。シンメトリーなランナーの配置、狙ってるな?この時点でめちゃカッコいいんだが。
▲正中線から真っ二つに分かれたパーツ構成ですが、尻尾の曲線までそれに追随しています。すげーな。
▲3Dパズルみたいに組みあがっていく超ディティールの怪物。
▲できた!FFとかリンダキューブでエンカウントしたらスゲー面倒くさい強キャラ感。カッケー!
▲さてこちらは虫モチーフの「ワームドレーク」。禍々しい……細いけどプラが硬めなので意外と丈夫です。
▲そしてこちら食虫植物の「リジェネドレーク」。独特な曲線の集まったこのモデルの組み立てが今回いちばん楽しかったのでご紹介。
▲重なり合った根っこの曲線にまた曲線を重ねる。下になった根っこはチラ見えするぐらいで殆ど隠れちゃう……けど、立体感が出るわ出るわ。
▲花びらのようなパーツも覆い被せ、
▲それに覆い被せる花柄のようなパーツ……立体感の洪水〜〜〜ッッッ!
▲と思ったらそれは「裏側」でした。表はこっち!ええええ!?裏側にも全力の造形だ。
▲そしてオモテ側に魔術師の様な胴体がうまくハマリ込んで完成します。ウツボカズラ+オンシジウムみたいな意匠で、かな〜り独特なクリーチャーですね。好き。
▲ラウンドベースに接着して完成!ベースがドクロになっていたり、下から根っこが生えているように見えたりと、芸が細かい。
▲さてこちらは筋肉隆隆の「エイプドレーク」です。あぁ、こいつは殴るんだな。ケルナグールだな。と一目でわかる造形のチカラよ。
▲こちらが場を翻弄する「ヴルフドレーク」。見て、この指紋より細かい彫刻。一番弱い兵隊でこの仕上がり。ドラゴンギアス、恐ろしい子……
▲あらかじめ4枚におろされているヴルフドレーク君。これも一つずつ積み重ねるとモリモリ立体になるので組立てが楽ちい。
▲木の方に爪が生えていて、そこに接着すると足になります。これが最新型のジャパニーズBONSAI。
▲攻撃の主力2体が完成!素晴らしい……まるで「力」「スピード」「ジオンの精神」が形になったようだ!くるくる回して眺めてもすごく楽しい。すごいよクリーチャー・プラモデル。
▲ズズズズ………ドラゴン1体+ドレーク7体で騎士団を恐怖のどん底に叩き込むのです。

 いや~ここまで超ディティールのプラモが流し込み接着剤でピタピタと組みあがってクリーチャー集団になる快感は、国産プラモではなかなか味わえないですよ。ここ数年、ウォーハンマーをはじめとしたミニチュアプラモデルが盛り上がりを見せていましたが、2021年にドラゴンギアスが参戦し、より豊かなミニチュアプラモデルの世界が広がっていくことでしょう。

 さて、これでまだ半分。次回はもう一方の主役である「騎士団」側のプラモデルを組み立てていきますよ。どんだけボリュームあるんだこのセット……待て次回!!

ハイパーアジア
ハイパーアジア

1988年生まれ。茨城県在住の会社員。典型的な出戻りモデラー。おたくなパロディと麻雀と70’sソウルが大好き。