週末の模型ライフを楽しくしてくれるプラモをフミテシの独断と偏見でご紹介する「花金プラモ」。2020年最後の花金プラモ、皆様どうぞごゆっくりお付き合いください。なんと今回の花金は、以前花金プラモでもご紹介した「アオシマ AZ-1」の隣に並べたくなるキットなんです!つまり、この年末年始にどっちも作っちゃえよ〜っていう模型なんです。そして車好きのかたなら、トップ写真の奥にうっすら〜「カプなんちゃら」の幻も見えていると思います。
通称ABCトリオと言われ、90年代に登場した3台の軽スポーツカーの“B”「アオシマ 1/24 ホンダ PP1 ビート」をご紹介します。先日、ホンダウェルカムプラザ青山でホンダを浴びてきてしまったのでめっちゃ作りたくなったんですよね〜。これまたAZ-1同様、1日2時間作業で2日間で完成しました。僕が完成!ってジャッジを決めたところまでなんで、いろいろすっ飛ばしてますが、今はいろんな車にもりもり触って形にしていきたいな〜と思って楽しんでいます。
パッケージはオープンの状態。こちらのキットはオープンの開閉選択式の他、無限(ホンダ車用アフターパーツの製造販売やレース用エンジンの開発製造を行ってきた)製ハードトップも付属。ワンパッケージで複数の仕様が選べるキットです。
直球で真っ白なキットなので、俺色に染めろ〜!ってメッセージを受け取った気がしました。インテリアやシャシー関係も白。ここはいつもの僕の楽しみ方「セミグロスブラック」アニキをランナー状態でブワ〜っと吹いて組み上げちゃいます。
あとは細かいをこと気にせずにボディをあなたの好きな色で塗るだけ!車模型でインテリアや足回りがセミグロスブラックで成型されている時は、僕は成型色のままで行きます。そのようなパーツを勝手に「車模型の大トロ」と呼んでいて、大トロがある車模型に出会うと思わず膝を叩いてしまいます。
塗装は赤で行きます!理由は「息子が赤い車に塗って〜」とおねだりされたから。ビートとの相性も良さそうですし、赤で行きます!
ピュアーメタリックレッド拭きっぱなしで、黒い部分は下の写真のシタデルカラー・アバドンブラックで筆塗り!乾きも早く、筆ムラもあまりでないので広い面も塗れます。また色ハゲなどのリタッチにも良いですよ〜
コンパクトで、かっこかわいいABCトリオ。アオシマからはAZ-1、ビート、カプチーノすべてがラインナップされています。90年代にABCトリオを実際に見たり乗ったりした人には懐かしいな〜と思えるし、最近知った若い世代の人にも、今の車には無いかっこかわいいがギュ〜っと詰まったデザインが新鮮に魅力的に映ると思います。プラモも作りやすいので、世代の垣根を超えて楽しめるプラモだと思います。年末年始、ぜひABCトリオ作ってください。次はカプチーノ作るぞ〜。
1983年生まれ。模型雑誌編集や営業を経て、様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。プラモと日常を結びつけるアプローチで模型のある生活を提案する。ブログ/フミテシログ(http://sidelovenext.jp/)