

ライター・ろろさんが、『タミヤアクリル』の筆塗り初挑戦(べた塗り全塗装)から始まって、クリヤーと白を足した色で明暗調整を経て、今回は『タミヤエナメル』を使用した”汚し表現”(ウェザリング)に挑戦!! タミヤエナメルカラーはアクリル塗料の上から、アクリル塗料の塗膜を侵すこと無く塗装できます。専用のエナメル溶剤で薄めれば、筋彫りなどに塗料を流すことができる「スミイレ」が可能なのも特徴です。
今回、ウェザリングと言いながら汚れた色とはイメージが異なる鮮やかなカラーで行うそうですよ。どうなるんだ!!! Let’sチャレンジ!!

汚し塗装と言えば黒っぽい色や土汚れと言った茶系の色を使用するのがメジャーかとは思いますが、今回は鮮やかに参ります。上記画像と完全に色番を合わせる必要は無いのですが、赤系・緑系・青系・黄系・白の5色を使用します。またタミヤエナメルには、『つや有り』『つや無し』が存在しますがどちらを使用してもOKです。戦隊ヒーローのように、みんなの力が一つになることで、模型をカッコよくしてくれるのです!!!

丁度良いサイズの筆で、気持ち白を多めに各タミヤエナメルカラーをランダムにチョンチョンと乗せていきます。塗料の希釈具合は色を乗せた際にブワッと滲まない程度に。滲むと全体に広がってしまいます。「大丈夫かな?これ?」位の手応えで全く問題は無いので勇気を持って色を乗せましょう。あくまでなんとなく雰囲気で…。下地の状況は半ツヤくらいだと都合が良いです。

乗せた色が軽く乾いた後、タミヤエナメル溶剤をつけた綿棒でパーツの上から下に、色を伸ばすように拭き取りました。その課程で色が混ざったり、奥まった所など拭き取りが甘かった部分の色が残ったりしている内に……。使用感を感ずる良い塩梅に仕上がってしまいましたね。これがカラフル色汚し!!パーツ上で色が混ざることで、想定外のくすんだ色や退色感が、パーツの踊りまくります。その色たちがウェザリング効果を発揮してくれるのです!まさにみんなの力がひとつになるのです。

色を乗せる段階から拭き取りまで一貫してなんとなく行った作業でこのテイスト。このまま行けと、僕の中のゴッホが命じます。(ろろさんはゴッホを飼っているのか……)


この手法、「ドッティング」だったり、「フェーディング」と模型の世界では呼ばれたりするようです。小難しい事は置いておいて、なんとなくでやってみたら勝手に良い感じになってしまった!というオートマチック感がすこぶる楽しいです。私が私じゃ無いみたい!
さて。なんか出来ちゃった(出来ちゃう)。を3度にわたってお送りした本企画。塗装に限らず初めての作業や不慣れな事に挑戦するには”勇気”が必要だと思います。しかし最初の一歩を踏み出しさえすれば、「様々な出来ちゃう事」に繋がっていったり、これまで出来ていた事に応用が利いたりと、あなたの模型の幅がどんどん広がっていきます。
僕もこれから、もっと色々な「やってみよう!」に挑戦していきたいと思います。それでは、またの機会にお会いしましょう。バイバイ!