塗料の食い付きを助けてくれる下地、「サーフェイサー」はこれまでラッカー系がほとんどでした。匂いの少ない水性塗料を使っても、下地はラッカーか〜と悩んでいる人も多かったと思います。水性ホビーカラーとタミヤアクリルをメインに使っている僕もすごく悩んでいて、サーフェイサーの代替になるような塗料(GSIクレオスのクラッシー&ドレッシーなど)で下地を作っていました。
しかし、遂に大本命の「水性サーフェイサー」がGSIクレオスより発売となります!!色はグレーと白の2色。歓喜!!これで水性塗料ユーザーも、匂いの少ない水性ホビー専用の下地で塗装を楽しむことができます。発売は2月ともう少し先ですが、今回は届いたサンプルを実際に使用したファーストレビューをフミテシ がお届けしようと思います!
■筆塗りは行けるの?
--いけました!!
筆塗りで使用した時
・乾燥時間/5分程度。厚塗りになってしまった部分は10分は様子を見ました
・伸び/しっかりと伸びるので、筆がつっかかる感覚も少ないです
・乾燥後は半ツヤ気味のつや消し。少しだけ光沢感が出ます
・匂い/ほぼ無臭
・お片付け/水性ホビーカラーうすめ液でしっかりと筆を洗浄してください
■エアブラシでの使用感は?
--無臭のありがたみを知ります。そしてラッカーサフと変わらない使用感
エアブラシで吹いたとき
・乾燥時間/2分〜5分
・塗面/しっとり。つや消しになります
・薄める濃度/塗料1:うすめ液1
・エアブラシの洗浄/水性ホビーカラーうすめ液でうがい洗浄
筆塗り、エアブラシ塗装とどちらでも使用できる瓶タイプの水性サーフェイサー1000。塗膜も丈夫で、すごく頼れる下地になります。匂いも少なく環境にも優しいサーフェイサーの登場で、さらに快適に塗装を楽しめることができると思います。早速これを下地にしてプラモを塗って完成させてみるとので楽しみに待っていてください。それでは、アディオス!!
1983年生まれ。模型雑誌編集や営業を経て、様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。プラモと日常を結びつけるアプローチで模型のある生活を提案する。ブログ/フミテシログ(http://sidelovenext.jp/)