転輪のパーツについてるにくいあいつはこれですっきり解決!!見るからに独特のツールですね。その名も「転輪君」。直球すぎて最高ですね。握って使うブラシみたいな、そんな台座に4本の刃が立っています。
しかも今回手に入れたのは転輪君2です。進化しているのでしょう。
このツール、戦車の転輪パーツにあるパーティングラインを削るためのものです。転輪はなんせ数が多い。これをマッハで処理できたらな〜と多くの人が思ってきたもんです。そんな悩みに手を差し伸べてくれたのが「転輪君」です。ありがとう。
金属の歯に転輪を軽く押し当てて、ぐるぐると回すと転輪表面が削れて、最終的にパーティングラインがなくなるわけです。
プラスチックならタイヤのパーティングラインを削れます。便利!
ところで、私のようなカチコチAFVマンからすれば、この転輪専用工具をわざわざ導入する必要があるんだろうか? というのが最初の印象です。
「わざわざ転輪用ツールなんて用意しなくても、自分だって転輪を削るのは得手なのだが。きみが転輪君なら、私はタイヤ伯爵ぐらいのつもりでいるんだが?(けんたろうお兄さんは車模型のタイヤ処理が得意なのだ!それはまた別の機会に)」それぐらい居丈高にツールに話しかけつつ、実際に戦車のなかでも”タイヤの多い”IV号戦車に来てもらいました。
IV号戦車はディスクの数が2枚で片側8輪、つまり32枚もの処理を必要とします。しかもつまみにくい小型のホイールなので、少し気を使わないとすぐにフラットスポットを作ってしまいます。
転輪君2のパワーで、4号戦車の大量の転輪が約8分で綺麗になりました!驚異的。昨日今日使い始めた転輪君でこのタイムを叩き出せるのです。削るのに必要な力も板ヤスリより軽く済みます。
戦車模型を長くやるなら、持っておいて絶対に損はないです!使ってみて手首への負担もいつもより少なくて快適!転輪君2で戦車模型のちょっと大変なところをさくっと乗り越えて、ジャンジャン戦車模型を楽しんじゃいましょう!けんたろうもこれからは転輪君と仲良くしていきたいと思います。
各模型誌で笑顔を振りまくフォトジェニックライター。どんな模型もするする食べちゃうやんちゃなお兄さんで、工具&マテリアルにも詳しい。コメダ珈琲が大好き。