nippperを読んでいる人のなかにも、ただ作るだけでは飽き足らず、自作のケースを作ったり、ディティールアップをしたくなったりすることがあるかもしれない。
私もこの間、プラモデル用のケースを自作してみた。その時気づいたのだが、プラ板を切り出して何か作るときに意外と大事なのが「直角を出す」ということ。直角が出ていないと組み立てるときに苦労するし、人間の眼は意外と平行やシンメトリーが気になるのだ。そういう時に役に立つのが、絶妙なサイズ感に丈夫な身体の「五寸法師」だ。
これをプラ板の端に引っ掛ければ、きっちり垂直に線を引ける。五寸法師はステンレスでできてるから、もちろんそのままカッターで切っても大丈夫。ばっちり直角が出た板を切り出すことが出来る。もちろん、目盛りはしっかり彫り込まれているから消える心配もない。
あんまり大きいものは測れないが、プラモデルに使うようなちょっとしたものならこれ一本で足りてしまうと思う。
新しい道具を買ったら誰でも、とりあえず使ってみたくなると思う。「五寸法師」はそんなに大仰な道具じゃないし、長く使えると思うので、まずはこれを一本買って、プラ板工作に一歩を踏み出してみるのはどうだろう?
東京在住。世界を理解するための糸口としてプラモデルを制作中。趣味の記録や思索のためにnoteも書いています。