ギミック満載で徳の力が大爆発!! 中国本土からやってきた三蔵法師プラモがパない!!

▲西はどっちなの? インド? ガンダーラ? ゴダイゴ?

 以前nippperで最新の中国キャラクターキットのトレンドが見られるプラモとして紹介したMS GENERAL社製最新プラモ「[将魂姫]」。中国製キャラクタープラモも、現在ではオリジナルのメカ少女や自国の歴史的コンテンツをオマージュしたプラモが登場し、一昔前のフィルターのままでは模型を見ることができない状況に成長しています。将魂姫はその様子を手のひらサイズのかっこいいデフォルメプラモで体感することができます。孫悟空に続き、今回は三蔵法師をご紹介します!

▲こちらが同シリーズの第2弾の孫悟空。日本人の僕らは悟空が初弾になりそうなイメージをもちますが、さすが本国では三蔵法師が第1弾です。そしてこの記事を読んだ後に孫悟空のプラモを見てください。たった一つ違いで超進化しているのがわかりますよ!

 三蔵法師といえば「西遊記」ですね。そして夏目雅子さんが1978年のドラマ西遊記で演じた三蔵法師の美しさにより、本来男性であるはずの三蔵法師のイメージが大きく覆りましたね。その影響か、本国から来た三蔵法師も可愛らしい女性となって爆誕。かわいくてギミック満載のプラモとなって日本にやってきました。

▲目はタンポ印刷済み。デフォルメキャラクターらしい、はっきりくっきりとした色分けで、精度もとても高いです
▲孫悟空もそうでしたがシリーズ第1弾の三蔵法師から色プラランナーです。一つのランナーに複数色のパーツが成型されています
▲成型色のレベルがすごいです。白も硬い白と柔らかい白を取り揃えています。透けもなく上質です
▲一昔前ではスケスケの代名詞だったイエローもこの通り。お尻のプリッとした造形もプラの厚みでしっかりと表現されています
▲キャラ解説には「西へ向かう途中に常にトラブルに巻き込まれる」と書いてあり、自国のキャラで遊ぶ余裕も感じさせてくれます。日本語と中国語が併記されているので日本市場も視野に入れた商品だということが分かります

 本キット、シールもなければカラーレシピもありません。色分けは成型色で完璧です。ですのでシールは必要なし。カラーレシピがない理由はわかりませんが、ここまで良い成型色だと確かに組んでガシガシ遊ぶ方が楽しいかもしれません。

▲手のひらサイズの三蔵法師! でもこのキット組み上がるのに4時間かかりました。その理由が……
▲この背中の「三蔵システム」というバックパック! もはやこれが本体です。やべーです
▲巻物や笠、中央の顔のようなもの、これ一つ一つに全てギミックがみっちり。ジョイントパーツとかを大量に仕込みます
▲この優しい〜お顔の状態が菩薩形態なのですが……
▲顔と傘が展開します!顔はクルンと回転して裏から金剛形態がこんにちは。傘は蓋を開けるように回すと、各パーツが連動してカシャって開きます。開いた瞬間「シェンロンガンダムの盾!」って叫んでしまいました

▲巻物とツヅラからジョイントが展開してかっこいいパンチに! このギミック考えた人最高!!
▲パンチも取ってつけたようなパーツじゃないの! 可動するし造形も良くて、これで殴られたら痛そうだな〜と感じます
▲孫悟空のサポートなんていらないんじゃないかというくらいのハッスル三蔵です

 組み立てると、各カラーリングがプラモの色分けを前もって考えてデザインされていることが分かりますし、ギミックもキャラクターモチーフを尊重したおもしろアイディアが詰め込まれています。蛍光グリーンのパーツはブラックライトをあてると光る仕様にもなっています。この三蔵法師はシリーズの第1弾ということもあり、メーカー側のチャレンジしたいことがぎゅうぎゅうに詰め込まれた意欲作です。少しパーツのはめ合わせが固いところなどがありますがピンをカットしたりするだけで十分対応できます。ガシガシ遊べるハッスル三蔵法師のプラモ、とてもたのしいですよ!!!

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フミテシ

1983年生まれ。月刊ホビージャパンで12年間雑誌編集&広告営業として勤務。ホビージャパンで様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。「ホビージャパンnext」、「ホビージャパンエクストラ」、「ミリタリーモデリングマニュアル」、「製作の教科書シリーズ」などを企画・編集。