
これまた知人にオススメされて買ったおもちゃ。最近のガシャポンはカプセルそのもののコストを圧縮するために「商品そのものが玉の形状になっている」というものが増えてきているんですが、これもその系統。3種類でコンプリートだというので、これはもうガシャンガシャン回すしかない。フルコンプで買ってもまあいいんじゃないでしょうか。

これくらいのサイズで、シュリンクを破るとバラバラバラッと割れて、小さいパーツもいっぱい出てくる。

これはインターナルストラクチャーカプセル。要はマジンガーの内部フレームだ。

説明書とにらめっこしながら組むと、金属質な雰囲気の胸像が爆誕する。すごい。

アウターボディカプセル。要は外装である。


ホバーパイルダーカプセル。ホバーパイルダーは垂直尾翼以外完成済みだった。ビビる。

3つのカプセルを組み立てて、とりあえず記念撮影。なんだ、フレームと外装とホバーパイルダーの基地が出てきておしまいか、となるはずがない。恐ろしいことに、お互いのパーツ構成と位置関係をガチャガチャガチャーと入れ替えながら組み立てていくことが最初から想定されているのだ。


がしゃーん!全高20cmのものすごいマジンガーZが出現してしまった。ひとつひとつを商品として成立させながら(しかもカプセルの形状に収まるような分割方法をとっていながら)、それらを組み合わせることでガシャポンの枠を超えた巨大マジンガーを完成させるというこの設計。組んでいる間ずっと「これ、人間が脳で考えたの?マジで??」ってブツブツ言い続けることになります。すごい。
金銀の成型色(プラスチックの色)と特殊なフィルムでメカニカルな雰囲気になっている内部フレームと、クリアーパーツやグロッシーな黒の成型色の外装を被せていく盛り上がり方は尋常じゃなく、重層的かつ剛性感のある立体がもりもり出来上がっていくのは驚きの連続。
ニッパーを使わないけどプラモデル的な快楽が充満したこのガシャポン、ちょっと見たことのない完成度ですのでみなさんもぜひぜひ組んでください。こういう隣接したテリトリーのすっげえアイディアを吸収すると、あなたのプラモの作り方もちょっと変わるはずです。ぜひ。