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兵隊タワーバトル! 〜欲望のままに接着したい〜

 このタミヤ 1/48 「WWⅡドイツ国防歩兵チーム」の箱の中には15体の兵士フィギュアが入っている。私のは使いかけだ。パッケージアートを眺めていた私は、「この人形達、後ろの方で全部接着したらパッケージの絵のとおりに作れるんじゃないか?」とか、そんなことを考えてしまった。つまり、頭と袖を接着したりとか、膝と背中を接着したりとかだ。現代のパワフルなマテリアルならそれが可能かもしれない。しかし見たところ描かれている一人一人の大きさが違うし、そんなに上手くいかないだろうなあ。

 でも、小スケールならできるはず!一度閃いてしまったからには、今は兵士同士を接着したくてたまらない。ミハイルはもう、遊びたくてたまらなかった!このキットには、体勢が不安定な兵士のために、直径2センチほどの台座が用意されている。これを使わない手はない。

作品No.1「突撃、偵察、かくれんぼ」
 本来、塀を乗り越えようとしている小銃手の体勢が、他の兵士の肩に手を置いたのが運の尽き。ビビって前に出られない兵士になってしまった。「無理無理、超無理っす、先輩お願いします」。こんな変なポーズでも、手前の兵士に密着させて流し込み接着剤をスッと入れれば固定される。人形遊びの可能性を確かに感じてしまった!これは楽しい!

作品No.2「せんぱぁ~い、仕事終わりました?マッハで飲み行きましょうよ。」 
 定時上がりの浮ついた空気に、一人残業の上司。「うるせえ!俺は残業なんだよ!肘を置くな肘を!」金曜仕事終わりの開放感でテンションが高い様子。右のヤツの陽キャ感がやばい。後ろで雄たけびを上げているのは、元々は地に伏せた状態で機関銃を構える真面目なソルジャーだ。

作品No.3「早く帰りましょうよ。ここ、何か出るって噂があるんです。」
 何かの存在に怯える3人。左の人は左手で戦車長の肩を叩いています。彼の左頬には戦地で捨て駒に利用され散った怨霊の手が、みたいな。デス・ストランディング的な。最終的に余った人形をひとまとめにしたら、完全に精神を病んでいる人の世界になってしまった。
 「縦に積んでみる」というのは今回一番やりたかった事でした。でもまさか本当に掌の面積でここまで接着できるなんて! 1/48は小さいから、重さも軽い、という事もあってギリギリ成立しました!

 3作品を並べてみました。密度がすごい。当たり前ですが、ある程度の人数をまとめてみるとひとつひとつにボリューム感が生まれてかなり満足です。造形の細かさといい、最近のミニチュアの駒みたいですね。こういうものだと思って塗るとしたらどんな感じになるかな……。

 「しかしこんな強力な接着剤… 一体どんな接着剤なんだ…。」って、見切れてる! 見切れてる!

 今回は歩兵を接着して遊んでみました。この遊びはめちゃお手軽にできるので、もし兵士セットが半端に余っていたらやってみよう!(マジで?)このほかにも豊富なアクセサリーが用意されているので、水筒をひたすら高く積み上げたり、機関銃を複数地面に突き刺してマミさんを思い出してみたり、アイデア次第で楽しみ方は無限大だ!じゃあな!!

■タミヤ 1/48 ミリタリーミニチュアシリーズ No.12 ドイツ陸軍 国防軍 歩兵チーム プラモデル 32512

ミハイルのプロフィール

ミハイル

福島県出身 1990年生まれ 模型を楽しんでいます マスキングが苦手 下のリンクの『火星深青』でブログを執筆していますので、模型に興味がある方は是非見に来てください。

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