
ハセガワのF-117Aナイトホークを3個貼り合わせたらミラーボールになるのではないか?答えはYESです。レーダー波を逸らすはずの多数の面がピンスポットライトを反射し、不揃いな光が羽のように舞い散るのです。ステルス性能とは真逆の存在感。光線の爆撃を放つグルーヴマシーンはプラモデルです。

きっかけは先日、秋葉原のMOGRAでnippper編集長からぱた氏のDJを目撃したこと。軽くアルコールを摂取しボヤボヤしていると、突如としてトップガン・アンセムがかかり、私の脳内にキラキラ輝く洋上に揺蕩う空母とトムキャットの景色が完全再現。そこに視覚からミラーボールの光がオーバーレイ。さらに記憶の底から、モデルグラフィックス2023年7月号で多田将氏が「ステルスとは何か」を解説するためにステルス機の模型をメッキ塗装した、という話が思い起こされ、「これだ!」と思った私はその場でハセガワのナイトホーク3個をアマゾンに発注。DJミックスってこういうことだよな……と思いながら帰路についたのでした。

数日後、届いた3箱を開封。キラリと黒光りした巨大パーツは黒曜石の矢じりのようであり、人類が初めて道具を手にしたその日から現代までの文明の進歩を一瞬で思い起こさせました。あらゆる角度を向いた面が、フラッシュライトをあちこちへ反射させています。

コクピットもランディングギアも付けずに組み上げると、1機分がわずか12パーツでこのカタチになります。3つも同じプラモデルを並べると、ひとつの立体をそれぞれの角度で一度に観測でき、高次元の存在になった気分に。

主翼の辺と辺を合わせて3機を接着します。ダイヤモンドです。自分で写真を撮っていて生成AIくさいなと思いつつも実際はこれが手に乗っているのだから不思議なものです。

あとはプレミアムミラークロームをエアブラシで塗装して完成。天井に設置したフックに、電池で動くミラーボール回転モーターキットを吊り下げ、そこにワイヤーでナイトホークのミラーボールを吊り下げました。フライ・バイ・ワイヤです。
すべての兵器がミラーボールになってしまえ。グルーヴ&ピース。