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【塗料レビュー】ファレホの黒いキャップを色見本にせよ!/ゲームカラーを一目で選べるようにする方法

 ハセガワのトルネードメサイア……というよりVF-25は形状的にも分割的にも非常に素晴らしいキットで、組んでいてとても気持ちがいい。しかしほとんど真っ白のプラスチックなので全体に散らばるマーキングはめちゃくちゃ細かいデカールを貼りまくる&マスキングして塗り分けまくることで再現する仕様だ。とは言え、作りたいプラモデルがたくさんあるので腰を据えてじっくり取り組むというよりも、手が空いた時にチョイ塗りしながら断続的に進めたい。

 そんなときは水と筆さえあれば即応できる水性エマルジョン系塗料、しかも鮮やかな発色でキレイにベタ塗りできるのがあるといい。手元にその条件をバッチリ満たしているファレホのゲームカラーが我が家にはひと揃えあるのだが、ある事情のせいで開封すらしていなかった。というのも、ファレホのゲームカラーはキャップが全部黒なのである(ゲームカラー以外も白か黒で統一されているので似たようなもんか)。デカいコンテナにズラリ100本以上が並んでいても、上から見るとどれが何色かわからず、一本一本つまみ出してほしい色を探すのはイヤだ。

 ということで、一念発起して大量にあるファレホの塗料を基準色とエクスプレスカラーとインクとスペシャルFXとインテンスと蛍光とメタリックとウォッシュ(それぞれ役割が違うのだが、これは追って使いながら記事にしていこうと思っている)に分類し、まずはベタ塗りに適した基準色だけをより分ける。中身が分離していないか目視しながら容器をよく揉み、入念にシェイクしてからキャップの先端に塗料をボテッと乗せる。

 こうするとキャップの先端が「中身を塗った時の色」を示す状態となり、ズラーッと並べてもどのボトルが何色なのか一目瞭然になる。これはファレホカラーを愛用する人々のあいだではわりと知られているハックなのだが、それにしても漆黒のプラスチックの上に淡色や彩度の高い色を乗せてもいっさい透けず、バッチリ発色していることに改めて驚かされる。キャップの上に色が乗ることで作業机がバーっと華やぐ感じもあって、非常に時間のかかる(そして腕の筋肉にかなりの負担がかかる)下ごしらえに塗料たちがしっかり応えてくれるのが嬉しい。

 というか、黒いキャップの上でこれだけ発色するなら、真っ白なメサイアには相当使いやすいはず。赤だけでもたくさんの色味があってちょっと悩ましかったのだが、バキッと発色するものを選んでメサイアバルキリーの頭部を筆でチマチマ塗る。スジ彫りをガイドにしながら面相筆で塗ればフリーハンドでもそれなりの見た目になるし、あとから大きめのデカールが貼られ、装備を追加することで多少のヨレは気にならなくなる。なにより「一日に少しでもプラモデルを前進させた」という実感を得られるのも精神によろしい。

 とかく透けやムラ、塗料同士が混ざることで起きるにじみなど「味」の部分がクローズアップされがちな筆塗りだが、ファレホのゲームカラーはベタッと均一に鮮やかな色を塗るという真逆の効果を求めている人にとって非常に有力な選択肢だ。特にターコイズ〜緑の発色、黄色や赤の色調が豊富なのもキャラクターモデル向けなので、好みの色を探しに模型店の棚(とくにボークスホビー天国ね!)をサーチすることをオススメする。そんじゃ、また。

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からぱたのプロフィール

からぱた/nippper.com 編集長

模型誌の編集者やメーカーの企画マンを本業としてきた1982年生まれ。 巨大な写真のブログ『超音速備忘録』https://wivern.exblog.jp の中の人。

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