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模型は正直だ。好きな色はちゃんと表に出ることを教えてくれた言葉。

 「フミテシさん、この色好きでしょ?」

 先日、僕の模型を見てくれた方からそんな一言をもらいました。その瞬間、はっとすると同時に、なんだか嬉しくなりました。

 その人が指差したのは、BANDAI SPIRITSのターボカスタムの背中に背負ったミッションパック。僕が大好きな色である「RLM65 ライトブルー」で仕上げのタッチを加えた部分でした。ドイツ機を彩ったこの爽やかなブルーは、ロボットプラモとも相性抜群。単色で使っても良いですし、グレーの上から薄く重ねてグラデーションを作っても面白い。僕は昔からこの色が好きで、気づけばいろいろな模型で使っています。

 考えてみれば、好きな色を塗っているときは確実に気分が上がっています。筆も自然と進みますし、仕上がりもどこか楽しそうに見える気がします。逆にあまり得意ではない色は、毎回ちょっと苦戦しているような気もします。

 今回のターボカスタムもそうでした。スコープドッグ系のカラーリングは全体的に僕の好みに近い色ばかりですが、その中でも武装に使われたブルーグレーは特にお気に入り。だからこそ、無意識のうちに力が入っていたのかもしれません。

 自分では当たり前すぎて気づかないことも、誰かの一言で見えてくることがあります。「ここ、好きなんでしょ?」と言われて初めて、自分の模型の中で特に輝いている場所を教えてもらえた気がしました。きっとあなたの模型にも、そんな場所があるはずです。好きな色、好きなディテール、つい力が入ってしまう部分。誰かと模型を見せ合いながら「ここ、いいね」と話してみると、自分でも気づいていなかった”好き”が見つかるかもしれません。そんな発見があるから、模型を誰かと見せ合う時間は楽しいのです。

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フミテシのプロフィール

フミテシ/nippper.com 副編集長

1983年生まれ。模型雑誌編集や営業を経て、様々な世界とリンクする模型の楽しみ方にのめり込む。プラモと日常を結びつけるアプローチで模型のある生活を提案する。

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